Ethereum財務会社ETHZillaがETHZ株価の上昇を支援するため、1対10の株式併合を実施

Ethereumのトレジャリー企業であるETHZilla Corporation（ティッカー：ETHZ）は、発行済みETHZ株式数を減らすため、1対10のリバース・ストック・スプリット（株式併合）を発表しました。このスプリットは10月20日に有効となる予定です。

この動きは、Nasdaqに上場しているETHZの価格を10ドル以上に引き上げ、「最低株価基準制限」を持つ大規模なミューチュアルファンドにアピールすることも目的としています。ETHZは本日7%以上下落し、約1.77ドルで取引されています。

「ETHZillaが機関投資家コミュニティとの関与を大幅に拡大する取り組みの一環として、リバース・ストック・スプリットは、これらの投資家や大手金融機関に対し、10.00ドルを超える株価に関連する担保およびマージンの利用可能性を提供することを目的としています」と同社は水曜日の発表で述べており、このスプリットは取引所上場要件とは関係がないことを強調しています。

このスプリットは、7月24日に開催された特別株主総会でETHZillaの株主によって承認されました。同社は元々180 Life Sciences Corp.でしたが、Peter ThielのFounders Fundから支援を受けた後、8月に正式にETHZillaへとリブランドしました。

ETHZillaは以前にも株価を引き上げるための施策を行っており、2.5億ドルの自社株買いプログラムも含まれています。同社は10万ETH以上を保有しており、その一部をEtherFiやPufferなどのリキッドリステーキングプロトコルといったDeFiアプリケーションに投入しています。

ETHZillaのPIPE取引には、Borderless Capital、GSR、Polychain Capitalなど60以上の機関投資家および暗号資産ネイティブ投資家が参加し、EigenlayerのSreeram Kannan、GauntletのTarun Chitra、SuperstateのRobert Leshnerといった著名なエンジェル投資家も含まれています。