ブーマー世代が3000億ドルを仮想通貨市場にもたらす＝モルガン・クリーク・キャピタルCEO

モルガン・クリーク・キャピタルのマーク・ユスコCEOは、ブーマー世代の富がデジタル資産への流入を求め、仮想通貨市場に巨額の資金流入が予想されると語った。

ユスコ氏は、ウォルフ・オブ・オール・ストリートの ポッドキャストインタビュー で、ビットコイン（BTC）の上場投資信託（ETF）の導入と、登録投資顧問（RIA）からの関心の高まりが、需要に大きな変化をもたらしたと述べた。しかし、その真の影響はまだ実感されていないという。

「今後12カ月以内に3000億ドル（30兆ドルの1％）がこの市場に流入するだろう。これは、過去15年間でビットコインに換金された金額よりも多い。驚異的な数字だ。」

ユスコ氏は、この資金流入は、1946年から1964年にかけて生まれたベビーブーマー世代の退職口座を通じて行われる可能性が高いと予測している。投資顧問協会によると、2022年の米国の金融顧問は、114.1兆ドルの退職口座資産を管理していた。

「ETFが導入されてから数カ月しか経っていないが、登録投資顧問が管理するベビーブーマー世代の資金の10％程度がこの市場に流入している」とユスコ氏は述べ、この流入により仮想通貨市場の時価総額が6兆ドルに達する可能性があることを付け加えた。

「今年の感謝祭は史上最高の感謝祭になるだろう。家族に『あなたは暗号資産家だから歓迎されない』と言われることもなくなるだろう」とユスコ氏は米国人の仮想通貨への社会的受容が高まることへの期待を語った。