ソラナが機関投資家の注目を集める、PayPal USDのローンチが追い風に
ソラナ(SOL)が新たな機関投資家の注目を集めるブロックチェーンとして台頭している。
ソラナベースのETFの登場も期待されている。
機関採用が進むソラナ
総ロック価値(TVL)で4位のブロックチェーンであるソラナは、機関投資家の採用が進む主要ネットワークとなりつつある。
Wormhole Foundationの共同創設者兼最高商業責任者のロビンソン・バーキー氏は、今後ますます多くの金融機関がソラナブロックチェーンと統合して「将来に備える」ことになると述べている。
「ソラナと機関投資家の組み合わせは理にかなっている。PayPalやStripe、Visaなどの業界リーダーは、最も先進的なユーザーが採用するプラットフォームで将来を見据えたサービスを提供する必要がある。今後数年でソラナに多くの機関投資家が注目することが予想される」とのことだ。
PayPalのソラナへの統合とその影響
5月28日、PayPalは自社のPayPal USD(PYUSD)ステーブルコインをソラナネットワークに拡張し、イーサリアムエコシステム以外のブロックチェーンへの初の進出を果たした。
この統合により、ソラナユーザーはPYUSDを使って安価な取引を行うことが可能となり、日常的な購入におけるステーブルコインの利用が広がる見込みだ。
ソラナのスケーラビリティと機関採用の可能性
ソラナは1秒間に最大65,000トランザクション(TPS)を処理でき、平均トランザクションコストが0.0025ドル(約0.39円)である。
これは、イーサリアムの15TPS、1ドル(約157円)以上から50ドル(約7,850円)に達するガス料金を大幅に上回っている。
このスケーラビリティにより、ソラナは従来の支払い機関のフローに容易に統合できるとされ、さらに多くの機関採用が期待されている。
Fireblocksの支払い担当副社長であるラン・ゴルディ氏は、「大規模なプロセッサに必要な基本的な支払い要件である機密転送機能が整えば、さらに多くの名前がこのブロックチェーンを採用することになる」と述べ、ソラナが「支払い機関の手における鋭利なツール」になる可能性があると付け加えた。
ソラナのETFへの期待
ソラナのTVLは現在、全ブロックチェーンの総TVLの4.49%にあたる47億ドル(約7,379億円)を超えており、機関採用の増加に伴い、ソラナが次にスポット取引所上場投資信託(ETF)を獲得する仮想通貨になる可能性があると期待されている。
Zeta Marketsの創設者であるトリスタン・フリッツァ氏は、「ソラナはBTCやETHと並ぶ『ビッグ3』の仮想通貨の一つと見なされており、多くのアナリストがソラナETFの登場を期待している」と述べ、Visa、Stripe、Shopify Pay、PayPalなどとの大規模なパートナーシップがソラナの商業および機関採用を促進するだろうと予測している。
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