SEC執行部長グルビール・グレワルが今月退任、サンジェイ・ワドワが引き継ぐ予定

10月3日、証券取引委員会（SEC）の執行部門の責任者であるグルビール・グレワル氏が今月退任することが発表されました。現副責任者のサンジェイ・ワドワ氏が10月11日から暫定責任者に就任します。

2021年7月からこの職に就いていたグレワル氏は、在任中の成果を誇りに思うと述べ、支援してくれたゲイリー・ゲンスラー委員長に感謝の意を表しました。ゲンスラー委員長もまた、投資家保護と市場のコンプライアンス確保に尽力したグレワル氏の献身を称賛しました。

グレワル氏の指導の下、SECは2022年に35件、2023年には合計40件の暗号通貨に関する執行措置を発表しました。執行部門は2022年5月に暗号資産とネットワーク部門の規模をほぼ倍増させ、チーム全体で50人に増員しました。

ワドワ氏は2003年からSECに在籍し、ニューヨーク執行部門の上級副部長や部門全体の副部長を8年間務めてきました。