SEC、Cumberland DRWを暗号取引における「未登録ディーラー」として告発

米国証券取引委員会（SEC）は、Cumberland DRW LLCが登録されていないディーラーとして20億ドルの暗号通貨を取引したと発表しました。

シカゴに拠点を置く同社は、自らを「流動性提供者、リスクテイカー、レイテンシーに敏感な取引会社」と称しており、木曜日に「未登録ディーラー」として行動したとして告発されました。

「業界が暗号資産の販売はすべて商品販売に類似していると頻繁に主張しているにもかかわらず、我々の訴状は、Cumberland、各発行者、および客観的な投資家がこのケースで問題となっている暗号資産の提供と販売を証券への投資として扱い、Cumberlandがこれらの資産でのディーラー活動から利益を得て、投資家と市場に登録によって提供される重要な保護を提供しなかったと主張しています」と、SECの暗号資産およびサイバー部門の代理責任者であるJorge G. Tenreiro氏は声明で述べました。

2018年3月から、Cumberlandは少なくとも20億ドル相当の暗号を売買しており、SECはこれらが証券として販売および提供されたとしています。SECによれば、Cumberlandは主に2019年初頭に立ち上げたオンライン取引プラットフォーム「Marea」を通じて取引を行っています。

「Cumberlandは、連邦証券法の登録規定による保護を投資家と市場に提供せずに取引を行い、不正に得た利益を数百万ドルに上る」とSECは述べています。同機関は、利益の返還と民事罰金を求めています。

SECはまた、POL、SOL、ATOM、ALGO、FILの5つの暗号通貨を訴状で証券として分類しています。

「Cumberlandのような暗号資産取引プラットフォームは、MATICの市場に情報を提供し、発行者とプロモーターの声明や活動を再発信し、MATICを投資として促進することで、これらの市場に不可欠な役割を果たしています」とSECは訴状で述べています。

同機関はFIL、SOL、ATOM、ALGOについても同様の声明を発表しました。

Cumberlandは木曜日に反論し、SECの「執行優先アプローチ」の最新の標的になったとXアカウントで声明を発表しました。同社は、5年間にわたりSECと協議し、資料を共有してきたと述べています。

「我々は、SECのこの行動の結果として、事業運営や流動性を提供する資産に変更を加えることはありません」とCumberlandは述べています。「我々は、強力なコンプライアンスフレームワークと、すべての既知のルールと規制への厳格な遵守に自信を持っています—それらが動く標的であったとしても（ETHが証券とされたのはそれほど前のことではありません）。」

更新：10月10日、UTC午後5時45分、詳細を含む