2025年の仮想通貨市場への期待 「価格上昇」や「税制改正」が上位に=ビットバンク調査
暗号資産取引所を運営するビットバンクは、暗号資産投資の実態や市場に関するアンケート調査結果を 発表した 。この調査は、一般インターネットユーザー1375人を対象に実施され、2025年に向けた暗号資産市場への期待や課題が浮き彫りとなった。
価格上昇への期待と税制の課題
2025年の仮想通貨市場に期待することという質問では、多くの投資家が「価格上昇」を期待していると回答した(37.2%)。
一方で、業界の課題として「税制に関わる法整備が整っていない」との回答が最多となった(24.1%)。期待することとしても「税制改正」という回答が16.7%の回答を集めた。
さらに課題の面としては、「個人のウォレットにおけるセキュリティ課題」(20.4%)や「暗号資産取引所における情報セキュリティ課題」(19.7%)といったセキュリティ面に関する回答が多かった。今年5月に発生した DMMビットコインでの巨額流出事件 が投資家に影響を与えたとみられる。
投資比率の増加と知識不足の課題
調査によると、暗号資産への投資比率は前年より約9ポイント増加し、資産全体の60.6%を占めた。一方で、投資しない理由として「知識がないため」が最も多く、前年比で9.4ポイント増の43.1%に達した。知識不足がリスク感覚を助長していることが示唆されている。
ビットコインに対する現実的な価格予想
ビットコインについては、2025年の最高値を「1000万円〜2000万円未満」と予想する投資家が22%と最多となっている。「2000万円~3000万円未満」は4.9%となっており、「3000万円~4000万円未満」だとさらに割合は小さくわずか0.6%となっている。
ビットコインETFへの期待
2024年には米国での現物ビットコイン上場投資信託(ETF)承認が、多くの新規投資家をビットコイン市場に呼び込み、相場上昇の牽引役となった。ビットバンクの調査によれば、日本でもビットコインETFへの期待感は高いようだ。
調査では、ビットコインETFが新NISAの対象となる場合、32.2%の投資家が投資意欲を示しており、日本での仮想通貨投資環境の改善が期待されている。
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