テザー、DASPライセンス取得後にエルサルバドルへの移転を準備

Tetherは、デジタル資産サービスプロバイダー（DASP）ライセンスの取得に成功した後、エルサルバドルへの移転に必要なすべての手続きを「完了しつつある」と述べました。

「エルサルバドルは、デジタル資産と技術革新のグローバルハブとして急速に確立されています」とTetherは月曜日の投稿で述べました。「先進的な政策、好意的な規制環境、そしてビットコインに精通したコミュニティの成長により、この国はデジタル金融革命を主導する企業にとって理想的な目的地となっています。」

このニュースは、Bitfinex DerivativesがDASPライセンスの取得後にエルサルバドルへの事業移転を発表した1週間後に発表されました。

エルサルバドルは2021年にビットコインを法定通貨として採用した最初の国となりました。Financial Timesの12月の報告によると、IMFとの合意の一環として、ビジネスがビットコインを法定通貨として受け入れることを要求する政策を緩和する計画があります。

世界最大の時価総額を持つステーブルコインの発行者であるTetherは、エルサルバドルへの移転が、ビットコインとステーブルコインの採用を活用して、金融包摂を支援する取り組みをさらに拡大する位置づけになると述べました。

「この決定は、Tetherにとって自然な進展であり、新しい拠点を築き、協力を促進し、新興市場への注力を強化することを可能にします」とTetherのCEOであるPaolo Ardoinoは述べました。「エルサルバドルはデジタル資産分野における革新の灯台を表しています。ここに根を下ろすことで、金融の自由、革新、回復力に関するビジョンを共有する国と一致するだけでなく、分散型技術を通じて世界中の人々を力づけるという我々のコミットメントを強化しています。」

エルサルバドルは2024年5月時点で5,750ビットコインを所有しており、発表時点で約5億3,000万ドルの価値があります。

TetherのUSDTステーブルコインは、The Blockのデータによると、時価総額が1,370億ドルです。