リップル(XRP)、24時間比で38%急騰|米戦略備蓄計画を受け
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リップル(XRP)の価格は2日、ドナルド・トランプ米大統領が暗号資産(仮想通貨)の戦略備蓄計画を発表した事を受け、38%急騰し一時3.0ドル台に 達した 。
トランプ氏、仮想通貨戦略備蓄計画を発表
2日、ドナルド・トランプ米大統領は、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、米国が仮想通貨の戦略的備蓄を進める計画を明らかにした。
この計画には、 ビットコイン (BTC)をはじめとする仮想通貨が含まれるほか、リップル(XRP)、ソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)なども対象となる。
トランプ氏は「大統領作業部会に対して、これらの仮想通貨の戦略準備を進めるよう指示した」と投稿した。
この発表は、特にXRPの価格に強い影響を与えた。XRPは発表からわずか数時間で38%急騰し、3.0ドルに達した。
市場全体にも大きな影響が及び、仮想通貨の総時価総額は急増。わずか4時間で3300億ドルもの増加を記録した。
ビットコインは9.4万ドル台を回復し、イーサリアムも2500ドルを超えた。特に カルダノ とソラナはそれぞれ50%、20%以上の上昇を見せた。
政策と市場の反応
トランプ氏はまた、1月に署名した大統領令に言及し、その中でビットコインや イーサリアム など、価値のある仮想通貨を備蓄の中核に位置づけることを示唆した。
その後の投稿で、「ビットコインやイーサリアムを好んでいる」と表明した。
加えて、仮想通貨産業に対するバイデン政権の政策を批判し、自らの方針として仮想通貨を支える重要な産業として位置づけた。
また、トランプ氏は7日にホワイトハウスで「仮想通貨サミット」を開催する予定で、仮想通貨関連の事業者や投資家を招待する予定だ。このイベントがさらに市場にどのような影響を与えるか、注目される。
【3月3日最新】リップル(XRP)の価格分析
2024年11月以降、 リップル (XRP)はビットコイン強気市場の影響を受けて本格的な上昇トレンドを形成した。

週足チャートでは、2023年8月のゴールデンクロスを契機に上昇局面に入り、数年スパンでの買い相場に突入したと推測される。
この上昇局面では、2024年11月から急激な価格上昇を記録し、わずか2ヶ月で約5.5倍の高騰を達成した。
現在、XRPはその上昇勢いが強く、100週移動平均線との乖離が拡大しており、過熱感が強い状況だ。よってこの乖離を埋めるために、調整局面が訪れる可能性に考慮したい。
特に、20週移動平均線を下回り、1.78ドルを週足実体で割ると、短期的な調整局面が続く可能性を視野に入れた方が良いだろう。
日足チャートにおいては、2024年11月にゴールデンクロスが形成され、上昇トレンドが続いていた。
だが、2月下旬に強い売り圧力が出て一時的に100日移動平均線を下回ったことで、デッドクロスが発生した。
しかし、その後すぐに値を戻し、現在は100日移動平均線を上回る位置にある。2月下旬の下げ幅を解消し、短期的には上昇再開の可能性が高いことを示唆している。
重要な価格帯としては、3.1ドル付近が短期的な抵抗帯となる可能性が高い。
この抵抗帯価格を日足実体で突破することで、XRPの上昇トレンドは再加速し、さらなる高値更新が期待される。過去最高値(ATH)3.4ドルへの再挑戦が現実味を帯びてくるだろう。
リップル(XRP)相場の展望
- 長期的には上昇トレンドが続くと予想されるが、100週移動平均線との乖離が大きいことから、調整局面を経る可能性もある。
- 1.78ドルを週足実体で下回ると、大きな下落のリスクが高まる。
- 3.1ドルを日足実体で上回れば、ATH水準への上昇が期待できる。
- 日足で100日移動平均線を上回る水準で推移している限り、再度の上昇トレンド再開も期待できる。
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