ソフトバンク、150億ドルのシンジケートローンでAI投資を拡大

ソフトバンクグループは、みずほ銀行、三井住友銀行、JPモルガン・チェースが主導する融資により人工知能（AI）分野への投資資金を調達する予定で、同社の大きな野望を実現するための資金を確保する能力を示すものとなる。関係筋によると、ソフトバンクのこれまでで最大の資金調達の一つとなる、期間1年150億ドルのつなぎ融資は、みずほ銀行13億5000万ドル、三井住友銀行12億5000万ドル、JPモルガン・チェース10億ドルを含む21の銀行から資金提供される。このほかHSBCとバークレイズ銀行が計9億5000万ドル、ゴールドマン・サックスや三菱UFJなど7行が共同で8億5000万ドルを投資した。この資金は、人工知能の発展に影響を与えようとするソフトバンクの複数年計画を支援するものとなる。最高財務責任者（CFO）の後藤芳光氏は先週の決算説明会で、議題の最初の項目にチップ設計会社アンペア・コンピューティングの65億ドルでの買収と、OpenAIへの最大300億ドルの投資が含まれていることを明らかにした。