USDC発行のCircle社、NYSE上場へ|最大364億円調達目指す
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USDCステーブルコイン発行会社のCircle Internet Group(サークル)は27日、ニューヨーク証券取引所での株式公開に向けて米証券取引委員会にForm S-1を 提出した。
同社は24ドルから26ドルの価格帯で2400万株のクラスA株式を発行し、最大で約364億円の資金調達を目指している。
2400万株発行で2度目のIPO挑戦
今回のIPOでCircleは2400万株のクラスA株式を発行する計画となっている。内訳は同社による新株発行が960万株、既存株主による売り出しが1440万株で構成されている。
1株当たりの価格は24ドル(約3456円)から26ドル(約3744円)の範囲で設定されており、価格帯の上限で計算すると約364億円の資金調達が見込まれる。
株式はCRCLのティッカーシンボルでNYSEに上場予定となっている。JPモルガン、シティグループ、ゴールドマン・サックスが主幹事証券会社として引受業務を担当する。
同社は既存株主による売り出し分の収益は受け取らないと明記している。
今回のIPO申請は、Circleにとって2度目の上場挑戦となる。同社は2022年にConcord Acquisition Corpとの特別買収目的会社による合併を計画していたが、最終的に頓挫していた経緯がある。
ARK Investが150億円規模の投資意向
注目すべき点として、著名投資家キャシー・ウッド氏率いるARK Investが最大1億5000万ドル(約216億円)相当の株式購入に関心を示していることが挙げられる。この動きは機関投資家からの信頼を示すものとして市場で注目されている。
創設者のジェレミー・アレール氏とショーン・ネビル氏は、1株当たり5票の議決権を持つクラスB株式を通じて会社の支配権を維持する予定だ。
報道によると、今回のIPOでは完全希薄化ベースで40億ドルから50億ドル(約5760億円から7200億円)の企業評価を目指している。
ステーブルコイン市場での地位と今後の展望
Circleは世界第2位の ステーブルコイン 「USDコイン(USDC)」の発行会社として知られている。
USDCは約600億ドルの市場規模を持ち、 テザー(USDT) に次ぐ地位を確立している。ステーブルコイン市場全体では約26%のシェアを占めており、今年だけで36%の成長を記録している。
同社の2024年の収入は16億8000万ドルで、前年から16%増加した。一方で純利益は1億5570万ドルと前年の2億6750万ドルから減少している。
Circleの株式公開は、 新しい暗号資産(仮想通貨) 業界にとって重要な節目となる可能性が高い。
新政権下での規制環境の改善により、リップルやクラーケン、ジェミニなど他の仮想通貨関連企業もIPOを検討している状況にある。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
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