ビットコイン強気相場は終盤へ? 「今は非常に危うい局面にある」 経済学者サイフディーン・アモス氏が警鐘
ビットコイン(BTC)は、次なるバブルのピークに向かって「非常に不安定な局面」に差しかかっている──。そう語ったのは、『ビットコイン・スタンダード』の著作で知られる経済学者のサイフディーン・アモス氏だ。
アモス氏は6月3日に公開された コインストーリーズのポッドキャスト に出演し、現在の強気市場がまもなく終焉を迎える可能性があると指摘した。
ビットコインは再び80%下落する可能性も
アモス氏は、機関投資家の参入や市場構造の変化が進んでいるにもかかわらず、ビットコインには依然として大幅な下落リスクがあると述べた。
「これまでにもビットコインは70%や80%の暴落を経験してきた。今後もその可能性はある」とアモス氏は語り、こう続けた。
「ビジネスモデルがビットコインの80%下落に耐えられないなら、今すぐ見直すべきだ。なぜなら、今はピークに近づいており、その後の転落に向かっている非常に危うい局面にあるからだ」
また、過去の価格サイクルにおいては、長期的な高値は最後の半減期の「1年から1年半後」に現れる傾向があると説明した。
今後の上昇余地として、アモス氏はビットコインが今回のサイクルで20万ドルを超える可能性を否定しなかったが、すでに底値からの上昇率は600%を超えていると指摘した。
「今回のサイクルでは、底値の1万5000ドルから現在の10万9000ドルまで上昇している。これは無視できる数字ではない」
企業のビットコイン保有が加速
アモス氏の警告は、企業によるビットコイン導入が進むなかで発せられた。最近ではフランス・パリに拠点を置く仮想通貨企業ブロックチェーングループが、6800万ドル相当のビットコインを新たに購入し、保有総量は1500BTC近くに達している。
一方、ビットコイン支持者マックス・カイザー氏は、こうした新規参入組が弱気市場の価格変動に耐えうるか疑問視している。
「ストラテジー社の模倣企業は、まだ弱気市場を経験していない。マイケル・セイラー氏は保有が含み損になっても売らず、ひたすら買い増してきた」と Xに投稿し 、世界最大のビットコイン保有企業であるストラテジー社のスタンスを強調した。
「新たなビットコイン準備戦略を掲げる企業が、同じだけの覚悟を持っているとは思えない」
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