OpenSeaのアクティブアドレス、過去最高を記録=NFT市場の復活を示唆か
OpenSeaのアクティブアドレスは過去最高を記録
OpenSea(オープンシー)は、OS2(OpenSea2)のテストフェーズからのリリースに伴い、アクティブアドレス数が急増している事がわかった。
世界最大級のNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスOpenSeaは、2023年以来最高の月間ユーザー数を記録。この数値は2023年初めにしか見られなかったレベルまで上昇しているものの、取引量は依然として低水準にとどまっている。
ブロックチェーンデータ分析ツールDune Analytics(デューンアナリティクス)の 調査 によると、OpenSeaの月間アクティブアドレス数は前月比44%増加。19のブロックチェーンにOS2プラットフォームを展開したことを受け、2025年5月にユーザーは47万人に迫る勢いとなっている。
この急激なユーザー数の増加は、同社による大型アップグレードされたプラットフォームOS2の展開を完了し、従来のNFT取引をはるかに超えるサービスを拡大していることを受けてのものとみられる。2025年5月にリリースされたこのプラットフォームのアップグレードにより、トレーダーは代替可能トークンと非代替可能トークンの両方を取引できるようになったほか、トークンのブリッジやスワップも不要になる。
アクティブアドレスの急増でもプラットフォーム取引量にはほぼ無影響
アクティブアドレスの急増にもかかわらず、プラットフォームの取引量にはほとんど影響がないことが判明した。
同調査によると、OpenSeaの5月の月間取引量は依然として8,100万ドル(約117億円)で、前月の6,000万ドル(約87億円)からわずか2,100万ドル(約30億円)の、微増といえる範囲にとどまっている。この数字は、2022年初頭に記録したプラットフォームの過去最高値50億ドル(約7,240億円)を大きく下回っているのが現状だ。6月に入っても、アクティブアドレスの増加をほとんど反映できておらず、取引量に回復の兆しはみられていない。
なお、業界関係者は、取引額は増加していないものの、ユーザーエンゲージメントの質は向上している可能性があると考えている。OpenSeaのアダム・ホランダー(Adam Hollander)CMO(Chief Marketing Officer:最高マーケティング責任者)により、同プラットフォームの週間ユニークコレクター数は2025年1月以降40%増加している事が明らかになっている。
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