Purpose Investments、カナダでスポットXRP ETFの立ち上げを規制当局から承認

パーパス・インベストメンツがカナダでスポットXRP ETF立ち上げへ

運用資産総額240億ドル超の資産運用会社であるPurpose Investments（パーパス・インベストメンツ）は、2025年6月18日（日曜日）、Purpose XRP ETF（上場投資信託）を立ち上げると 発表 した。

カナダの規制当局である同社は、6月16日（月）、Purpose XRP ETFの目論見書が最終承認されたと発表。この承認により、同社はリップル（Ripple/XRP）ETFをトロント証券取引所で公開取引できるようになる。これは、同社が「XRPP」というティッカーシンボルでファンドを立ち上げる上で画期的な出来事となる。同社の最高イノベーション責任者であるヴラド・タセフスキー（Vlad Tasevski）氏は次のように述べている。

OSCによるPurpose XRP ETFの目論見書の承認は、規制されたデジタル資産エコシステムの構築におけるカナダの世界的なリーダーシップを強化するものです。

アルトコインETFの注目すべき節目

Purpose InvestmentsはOSC（オンタリオ証券委員会）の承認を取得し、2025年6月18日にカナダ初のXRP ETFを上場する。

発表によるとこのファンドは、スポットXRPへの直接的なエクスポージャーを提供し、カナダドル建てのETFは、XRPPのティッカーシンボルでカナダドルヘッジ付き、XRPP.BのティッカーシンボルでカナダドルヘッジなしのETFが利用可能だ。また、XRPP.Uのティッカーシンボルで米ドル建てのETFも利用可能となっている。

ユーザーは、カナダで広く利用されている貯蓄手段、「非課税貯蓄口座」や「登録退職貯蓄プラン」などの登録口座でETF保有が可能だ。同社がXRP ETFの立ち上げを目前にしているという発表は、承認のための目論見書を提出してから数カ月後のことで、トロント証券取引所への上場は、今年初めにブラジルで開始されたスポットXRP ETFに続くものとなる。

これらはアルトコインベースのETFにとって注目すべき節目ではあるものの、期待の大部分は依然として米国での展開に集中。しかし、 SEC （米国証券取引委員会）は他のアルトコイン関連のETFをまだ承認していない。