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コインベース、Shopify導入の決済スタック「Coinbase Payments」をECプラットフォーム向けに提供開始

コインベース、Shopify導入の決済スタック「Coinbase Payments」をECプラットフォーム向けに提供開始

neweconomy-news (JP)2025/06/19 08:33
著者:一本寿和

USDC払い対応のCoinbase Payments提供開始

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、米ドル建てステーブルコインUSDC活用の決済スタック「コインベースペイメンツ(Coinbase Payments)」を6月18日に発表した。

「コインベースペイメンツ」は決済サービスプロバイダー(PSP)やマーケットプレイスなど、ECプラットフォーム事業者向けに提供されるとのこと。事業者は同ソリューションを利用することで、即時かつ24時間365日対応のUSDC決済をグローバルに導入できるという。なお導入にあたってはブロックチェーンの技術的な負担がないと説明されている。

「コインベースペイメンツ」は、「ステーブルコインチェックアウト(Stablecoin Checkout)」、「Eコマースエンジン(Ecommerce Engine)」、「コインベースペイメンツプロトコル(Commerce Payments Protocol)」の3層からなるモジュール型の決済スタックで構成されているという。

まず「ステーブルコインチェックアウト」は、コインベースウォレット(Coinbase Wallet)やメタマスク(MetaMask)、ファントム(Phantom)といったWeb3ウォレットに対応し、ガス代不要でスムーズな決済体験を提供するUIを備えているとのこと。

次に「Eコマースエンジン」は販売事業者やPSP向けのAPIレイヤーで、認証、決済確定、払い戻し、台帳管理、サブスクリプション管理、キー管理といった機能を提供するという。

そして「コインベースペイメンツプロトコル」は、エスクローや遅延決済確定、払い戻しなど従来型の処理を再現するオープンソースのスマートコントラクトとして機能するとのこと。なお「コインベースペイメンツプロトコル」はコインベース開発のイーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーンであるベース(Base)上で稼働しているとのことだ。

ちなみにエスクローとは、売り手と買い手の間に第三者が仲介者として入り取引を代行する仕組みである。売り手と買い手が直接取引を行わないことで、トラブルのリスクを低減し、安全性の高い取引を実現できる。

実際にEC大手の米ショッピファイ(Shopify)が「コインベースペイメンツ」を今月12日から導入している。ショッピファイ加盟店は「コインベースペイメンツ」の利用にあたり、追加の設定をせずに自動的に同ソリューションを提供できるという。加盟店は支払われた「USDC」を現地通貨で取得でき、また為替手数料もかからないとのことだ。

参考: コインベース
画像:iStocks/agsandrew

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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