不動産投資家のグラント・カードン氏が、自身の運営するカードン・キャピタルによる初のビットコイン購入を発表した。デジタル資産による財務戦略を導入した最新の企業となった。

カードン・キャピタルは、ビットコイン(BTC)を1000BTC取得し、バランスシートに加えた。カルドン氏は、 Xへの投稿 で「ビットコイン戦略を組み込んだ史上初の不動産×ビットコイン企業となった」と述べた。

さらに同氏は、不動産とビットコインを「2つの最高クラスの資産」と位置づけ、今年中にさらに3000BTCを財務資産として追加する計画を明かした。

データサイトBiTBO によると、今回の取得額は、現在の市場価格で1億100万ドル超となり、ビットコイン保有量において、マイニング企業コア・サイエンティフィックやサイファー・マイニングを上回ることになる。

カードン・キャピタルは2017年に設立されたプライベート・エクイティ型の不動産投資会社で、投資家から資金を集めて集合住宅を取得・運用している。現在は約1万4000戸以上を管理し、運用資産総額は推定51億ドルにのぼる。

不動産とBTCを組み合わせた新ファンド立ち上げ

今年5月には、カルドン・キャピタルが「10Xマイアミ・リバー・ビットコイン・ファンド」を 立ち上げた 。このファンドは、マイアミ・リバー沿いにある346戸の集合住宅と、1500万ドル相当のビットコインで構成される二重資産型のファンドだ。

カードン氏は当時コインテレグラフの取材に対し、「弟の助言をきっかけに、不動産を購入し、そこにビットコインを組み合わせ、不動産のキャッシュフローでさらにビットコインを買い増すというファンドをつくった」と語っている。

メタプラネットのBTC保有は1万1111BTCに到達

ビットコインの購入に動いたのはカードン・キャピタルだけではない。日本のビットコイン投資戦略企業であるメタプラネットも、さらなる購入を実施した。

同社は月曜、1111BTCの追加取得を発表。1BTCあたり10万5700ドルで購入された今回の取得により、メタプラネットのビットコイン保有総量は1万1111BTCとなった。現在の市場価格では、総額約11億2000万ドルに相当する。

不動産企業カードン・キャピタルがビットコインを1000BTC購入 デジタル資産戦略へ本格参入 image 0 Source: Simon Gerovich

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