ビットワイズ(Bitwise)、SECに史上初のチェーンリンク(Chainlink)スポットETFを申請
ビットワイズがSECに史上初のチェーンリンク・スポットETFを申請
米国に本拠を構え、仮想通貨の資産運用を手掛ける ビットワイズ (Bitwise)は、Coinbase Custody(コインベース・カストディ)をカストディアンとして、チェーンリンク(Chainlink/LINK)スポットETFの立ち上げのため、SECに S-1申請書を提出 した。
Bitwise Asset Managementは2025年8月26日(火曜日)、米国の仮想通貨ETF市場の拡大に向けて大胆な一歩を踏み出し、LINKのスポット価格に連動するように設計されたBitwise Chainlink ETFの立ち上げの承認を求めるため、SECにS-1申請書を提出。このETFはステーキングを伴わず、CME CF Chainlink-Dollar Reference Rateを通じてLINKのスポット価格を反映することを目指している。この申請が承認されれば、米国の暗号資産ETFの対象がビットコイン(Bitcoin/BTC)とイーサリアム(Ethereum/ETH)以外にも拡大し、アルトコイン商品への需要の高まりを示唆することになる。
ビットワイズによる申請書類の記載内容
予備的な申請書類によると、このETFはLINKを直接保有し、Coinbase Custody Trust Companyがカストディアン、Coinbase Primeが執行エージェントを務める予定だ。
ファンドはCME CF Chainlink-Dollar Reference Rateに連動し、投資家は現金および現物による設定・償還のオプションを利用できるが、申請書類にはステーキングに関する言及は一切記載されていない。
これは、SECが今年初めにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)ネットワークへのステーキングは証券取引とはみなされないというガイダンスを示しているが記載されていない点が市場関係者が注目している点だ。同社は、LINKのスポット市場価格のみに焦点を当て、シンプルな商品構成を維持しているとみられる。
今回申請されたチェーンリンク・スポットETFは、既に承認されているビットコインやイーサリアムのスポットETFと似ているものの、SECのアルトコインETFに対するスタンスは依然として不透明だ。同社は、LINK保有比率100%、単一カストディアン、ステーキングなしというシンプル設計にこだわり、承認プロセスを円滑に進めようとしているとの見方もある。ただし、承認が保証されているわけではなく、SECの今回の決定は、他のアルトコインが追随するかどうかの方向性を決定づける可能性もはらんでいる。
世界的需要が新たな道を開く
ヨーロッパではすでに投資家向けにチェーンリンク関連商品を提供しており、21SharesやVanEckといった企業がLINK ETPを運用している。これらは、需要は実証されているものの、米国市場の方がはるかに規模が大きい。
世界的に仮想通貨ETFは、今年(2025年)に約300億ドル(約4.44兆円)の資金流入を集め、運用資産は1,500億ドル(約22.2兆円)を超えている。ビットワイズはこれまで、ソラナ(Solana/SOL)、ニアプロトコル(NEAR Protocol/NEAR)、その他のトークンに連動するファンドの申請をしており、ETF市場への代替仮想通貨の導入に向けた幅広い動きを反映している。
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