Bitcoin OGクジラがさらに10億ドル相当のEthereumを追加、Bitcoin OGクジラがETHをステーキング

最近、数十億ドル相当のBTCをETHに換えたことで話題となったBitcoin OGクジラが、さらに10億ドル相当のETHを保有資産に追加しました。

オンチェーン分析プラットフォームArkham Intelligenceのデータによると、過去24時間でサトシ時代のBitcoinクジラが約10.8億ドル相当のETHを購入し、そのうちのかなりの部分をステーキングしました。

クジラによるHyperunitでの一連のETH購入 | 出典: Arkham Intelligence

ご存じない方のために説明すると、ステーキングとはETHをEthereumネットワークにロックし、トランザクションの検証やブロックチェーンのセキュリティ強化に貢献することで、受動的な利回りを得る仕組みです。

記事執筆時点で、このクジラのEthereum保有量は驚異の886,371ETHに達しており、現在の価格で40億ドル以上の価値があります。

Bitcoin OGクジラがETHをステーキング

Arkhamが共有したデータによると、このクジラは合計で約35億ドル相当のETHをステーキングしており、これは8月下旬に始まった購入分も含まれます。

8月20日以降、この投資家は元々10万BTC以上を保有していたポートフォリオのリバランスを進めています。オンチェーン追跡ツールLookonchainの別の調査によると、これらの資金は元々約7年前に預け入れられたものでした。

当時の保有額は約6.42億ドルでしたが、執筆時点では110億ドル以上の価値となっています。

先月から、このクジラはHyperunitという分散型取引所を通じて、Bitcoin保有分の大きな一部を売却し始めました。Hyperunitはクジラにとって好ましい取引プラットフォームとなっています。

その後数週間で、クジラは35,991BTC以上を売却し、その資金でEthereum保有量を積極的に拡大。現在ではSharpLink Gamingのような著名なEthereumトレジャリー企業（Ethereum Treasuriesのデータによると約797,000ETHを保有）をも上回る規模となっています。

Lookonchainの推計によれば、この投資家は依然として4つの異なるウォレットに少なくとも49,634BTCを保有しており、その価値は約54.3億ドルです。

Ethereumトレジャリーの戦略

Bitcoin OGクジラの投資戦略は、ここ数ヶ月でEthereumトレジャリー企業が実践してきたものと非常に似ています。特にETHが機関投資家の間で新たな人気銘柄となっている点が共通しています。

多くのトレジャリー企業と同様に、クジラの投資活動の多くはスポットETHの購入とステーキングによって支えられており、この戦略はEthereumの長期的な上昇にエクスポージャーを持ちながら、受動的な利回りを生み出すことができます。

また、この投資家は一時的にETHパーペチュアルロングポジションも開閉しており、特に4億5,000万ドル規模のロングポジションを平均価格4,735ドルで決済し、約3,300万ドルの利益を確定。その利益はすぐに追加のスポットETH購入に充てられました。

Ethereum価格

執筆時点でEthereum（ETH）は過去24時間で2%以上下落し、先週の上昇分もすべて消失しました。しかし、過去20日間で約30%上昇しており、新たな需要に支えられて8月24日には過去最高値の4,946ドルを記録しました。

その後、11%以上下落していますが、アナリストはトークンが現在調整局面にあると見ており、ETHが3,900ドルのサポートを維持している限り、市場全体の構造は依然として強気と考えられています。最大のアルトコインであるETHは、今後5,000ドルの水準を目指す可能性もあります。