韓国、暗号資産貸付の金利を20%に上限設定、レバレッジローンを禁止

韓国の金融サービス委員会（FSC）は、中央集権型取引プラットフォーム向けの暗号資産貸付サービスに関する新たなガイドラインを金曜日に発表しました。

「このガイドラインは、グローバルな事例を参照しながらバーチャルアセット貸付サービスの範囲を明確に定義し、さまざまなユーザー保護措置を提供しています」とFSCはプレスリリースで述べています。

新しい規則では、担保価値を超えるレバレッジ貸付を禁止し、金利の上限を20%に設定しています。また、ユーザーが暗号資産ではなく現金で返済することを求める商品も制限されており、これは信用事業規制の違反と見なされます。

これらのサービスを提供する企業は自社資本を使用しなければならず、第三者サービスを通じて規則を回避することは禁止されています、とガイドラインは述べています。

ユーザー保護のため、ガイドラインはまた、ユーザーの経験や取引履歴に基づいた貸付額の上限を義務付けています。さらに、清算リスクがある場合は事前にユーザーへ通知しなければなりません。

提供範囲の制限

ガイドラインはまた、貸付サービスの対象を時価総額上位20の暗号資産、または3つ以上の認可された国内取引所で取引されている暗号資産に限定しています。

もし暗号資産が暗号資産取引所によって注意喚起指定された場合、その資産の貸付サービスも停止しなければなりません。

FSCは、このガイドラインが本日から適用され、現地規制当局に準拠した共同協議機関であるDigital Asset Exchange Alliance（DAXA）が監督すると述べています。委員会は、実施結果に基づき新規則を法制化する計画です。

この新しいガイドラインは、FSCがUpbit、Bithumbなどのプラットフォームによる一連の貸付サービス開始を受けて、8月19日に国内取引所に対し貸付業務の停止を命じた後に発表されました。