主なポイント
- この協業は、Jupiterのプロダクトエコシステムを強化し、ユーザーのクロスブロックチェーン間の摩擦を軽減することを目的としています。
- EthenaのUSDeは時価総額が約150億ドルに達し、ステーブルコイン市場全体の5％を占めています。
- 業界幹部は、好意的な規制の進展や機関投資家の関心によって、ステーブルコイン市場の大幅な拡大を予測しています。
分散型プロトコルであるEthena Labsと、Solanaブロックチェーン上に構築された分散型取引所（DEX）アグリゲーターのJupiterは、USDtbに裏付けられたSolanaネイティブのステーブルコイン「JupUSD」の近日中のローンチを発表しました。
JupUSDは現在開発中で、2025年末から2026年初頭にかけてローンチされる予定です。Ethena LabsがXに投稿した内容によると、「今後数ヶ月以内に稼働する見込み」であり、Ethenaのホワイトラベル型ステーブルコイン・アズ・ア・サービス製品ラインに加わる予定です。
JupUSDのご紹介：@JupiterExchangeエコシステムのネイティブステーブルコインであり、EthenaのStablecoin-as-a-Serviceスタック上に構築されています。
JupUSDはJupiterスタックのあらゆる主要部分に統合されます。例えば：
– Jupiter Perps：JLP内の約7億5000万ドル相当のステーブルコインが段階的に… pic.twitter.com/jlNLc2eNCz
— Ethena Labs (@ethena_labs) 2025年10月8日
ステーブルコインの選択肢拡大に伴う摩擦の軽減
X上の暗号資産コミュニティはこの発表に対して概ね好意的で、多くのユーザーがこのニュースに「強気」であると反応し、他のユーザーはブロックチェーン間の摩擦を減らす取り組みを称賛しました。
パートナーシップ発表のYouTube動画では、JupiterとEthena Labsの幹部がJupUSDのローンチについて語り、今後1年間でステーブルコイン市場が大きく成長すると予測しました。
動画の中で、Ethena LabsのCEOであるGuy Young氏は「ステーブルコインはDeFiにおいて最も優れたビジネスの一つ」であると述べ、今回のパートナーシップの目的は「Jupiterのプロダクトスイート全体をさらに強化すること」にあると語っています。
ステーブルコインの人気が継続して上昇
2025年を通じて、ステーブルコインの人気はますます高まっています。米国でのGENIUS法のようなステーブルコイン推進法案が、機関投資家や個人による採用拡大への道を開いています。
Coinspeakerが9月19日に報じたように、Ethenaの合成ステーブルコインUSDeは最近、時価総額が140億ドルを突破しました。DefiLlamaのデータによると、本記事執筆時点での時価総額は149.5億ドルです。
一方、10月3日にはステーブルコイン全体の時価総額が初めて3,000億ドルを突破し、10月8日時点で3,136億ドルに達しました。
EthenaのUSDeはステーブルコイン全体の約5％を占めています。TetherのUSDTは約58％（1,780億ドル）、USDCは約25％（750億ドル）を占めています。
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