SEC、規制緩和の中でXRP、ADA、SOL ETF申請の審査加速を確認

2025年10月12日08:00 UTC、米国証券取引委員会（SEC）は、XRP、Cardano（ADA）、Solana（SOL）の上場投資信託（ETF）申請に関する公式な最新情報を発表しました。@CardanoFeedによると、同機関は市場で長らく期待と議論が続いていた複数のアルトコインETF申請の審査プロセスを迅速化することを選択したとされています。

SEC Releases Major Update On XRP, ADA, SOL ETFs pic.twitter.com/iTBqUCMhUL

— Cardano Feed ($ADA) (@CardanoFeed) October 12, 2025

SECはBitcoin承認後に姿勢を変更

これらのSECの新たな声明は、2025年7月にGrayscaleのDigital Large Cap（GDLC）ETFを承認したことに続くものです。このETFはBTC、ETH、XRP、SOL、ADAを含み、複数のデジタル資産を保有する初の規制ファンドとなりました。Bloomberg ETF Deskのアナリストによれば、SECの今回の最新アップデートはこの前例を継続するものであり、市場の成熟や十分な監視共有体制の存在が今回の動きの主な要因であると述べています。

これはSECがこれまで取ってきた慎重な姿勢から大きく逸脱するものです。現在、XRP、ADA、SOLといったアルトコインの統合は、規制当局が二次暗号資産市場のアクセス性と流動性に対して信頼を高めていることを示しています。

ETF申請者とタイムライン

XRP ETF：Grayscale、Hashdex、21Sharesの申請が現在同時に審査中です。Rippleが2023年と2024年に裁判で半数の争点で勝利したことで、XRPが米国において証券ではないという主張が強化されています。

ADA ETF：VanEckとFranklin Templetonが2025年6月に提案を提出しました。SECは前向きな進展を認めつつも、会計年度の予算制約や10月末の政府閉鎖の懸念により審査に遅延が生じていると警告しました。

SOL ETF：BitwiseとGrayscaleがSolana ETF計画を提出しています。2025年初頭時点で、SolanaはCME規制のデリバティブとの積極的な統合やCoinbase Primeを通じた機関投資家の大規模な取引量により、ネットワーク障害にもかかわらず高い承認を得ています。

機関投資家の反応

市場はこのニュースに好意的に反応し、XRPとADAは取引開始時に3～4%上昇し、SOLはBinance Futuresで2%回復しました。これはSECによる2025年7月以来初のマルチアセットETFの審査サイクルであり、近い将来、BitcoinやEthereum以外のデジタル資産も米国の資本市場で同等の地位を得ることを示しています。2025年第4四半期には、Polkadot（DOT）やChainlink（LINK）に焦点を当てた新たなETF申請が開始されると予想されています。

業界アナリストはこれを構造的なブレークスルーと見なしており、デジタル資産が証券取引法第19(b)(1)条に基づく従来のコモディティ規制に適合する一歩と評価しています。