Mercer ParkがCube Groupを3億ドルで買収、5億ドルのSolanaトレジャリーを目指す

Mercer Park Opportunities Corp.は、暗号資産プラットフォームCube Groupを買収し、5億ドル規模のSolanaトレジャリー企業を創出する合併契約を締結しました。

Mercer Parkはトロント証券取引所に上場している特別目的買収会社（SPAC）であり、暗号資産プラットフォームCube Groupの買収を発表しました。

具体的には、両社はCubeの評価額を3億ドルとする最終的な事業統合契約を締結しており、規制当局の承認を経て、伝統的金融と分散型金融の橋渡しを目指す上場企業が誕生します。

Mercer Parkは5億ドル規模のSolanaトレジャリーを目指す

取引完了前に、新会社はトレジャリー戦略の一環として5億ドル相当のSolana（SOL）トークンを取得します。

SOLの購入は、流動性と利回りの強化を目的とした計画の一部です。トレジャリー投資としてSolanaを購入することは、長期的な価値創造にとっても重要であると同社は述べています。

「Cubeは現代のデジタル金融のインフラを構築しており、Mercer Parkとの事業統合は我々のビジョンを加速させます」とCube Groupの共同創設者兼CEOであるBartosz Lipiński氏は述べています。「上場することで、超高セキュリティかつ高速な取引所をスケールさせるためのリソースを獲得できます。」

Mercer ParkとCubeの取引は2026年初頭に完了予定

Cubeは、Solanaのコア開発者であり、Citadelの株式アプリケーションエンジニアリング部門元責任者であるLipiński氏によって設立されたデジタル金融プラットフォームです。

同社は、現物取引、カストディ、ハイブリッドバンキング、ローン商品などのサービスとソリューションを提供しています。また、資産運用、企業トレジャリー、ウェルスマネジメントツールの分野での拡大も目指しており、3.6兆ドル規模の暗号資産市場での存在感を高めようとしています。

取引の承認と完了により、新会社はNasdaqに上場し、Cube Exchange Inc.として運営されます。Mercer ParkとCubeは「金融の未来」を見据えているとLipiński氏は述べました。

合併取引は2026年第1四半期に完了する予定です。