主なポイント：
XRPチャート上の隠れた強気ダイバージェンスが、ブル派に一時的な安堵をもたらす可能性がある。
価格が反発した場合、6億9500万ドル以上のXRPショートポジションがショートスクイーズに直面する可能性がある。
XRP（XRP）は、過去に短期的な急反発の前兆となったおなじみのテクニカルパターンを示している。
XRPブル派は最新の下落にもかかわらず5ドルに注目
XRPの3日足チャートでは、「隠れた強気ダイバージェンス」が見られ、価格が高値を切り上げる一方で、相対力指数（RSI）は安値を切り下げている。テクニカル分析において、多くのアナリストはこのパターンを下落圧力の弱まりのサインと捉えている。
このようなダイバージェンスは、XRPの直近の履歴で2回現れている。
最初は2022年初頭に形成され、価格が大きく下落する前に69%の反発をもたらした。2回目は2023年末から2024年初頭にかけて現れ、49%の上昇を経て価格が安定した。
両方の例から、XRPは隠れた強気ダイバージェンスのシグナル後に素早い反発を見せることが多いが、その上昇は長続きしなかったことが分かる。つまり、このセットアップは短期的な上昇を引き起こす可能性があるが、必ずしも強気転換が始まったことを意味するわけではない。
XRPは過去24時間で11.95%下落し、火曜日には2.229ドルまで取引された。
「今週が進むにつれてこのレンジを維持し反発することを期待したいが、現時点ではバイアスは弱気だ」と、XRPチャート上の隠れた強気ダイバージェンスを発見した匿名アナリストGuy on the Earthは述べている。
彼はさらにこう付け加えた：
「2.20ドルが次のサポートで、もしこのレンジを割れば2025年の主要サポートである1.90ドルから2ドルの間が次のサポートとなる。」
このサポートエリアは、XRPの現在の対称三角形構造の下部トレンドラインおよび1.0フィボナッチリトレースメントトレンドラインと一致している（下図参照）。
対称三角形の上昇ターゲットはブレイクアウト時に約5ドルで、現在の価格水準から約115%の上昇となる。
このXRPの構造は、隠れた強気ダイバージェンスによって示された反発のセットアップを裏付けている。
6億9500万ドル以上のXRPショートがリスクに直面
デリバティブデータによると、XRPのロングとショートのポジション間の不均衡が拡大している。
火曜日時点で、XRPの累積ショート清算レバレッジは6億9500万ドルを超え、ロングエクスポージャーはわずか3210万ドルだった（CoinGlass調べ）。これは市場がショートポジションに大きく傾いており、トレーダーの悲観的な見方が強まっていることを示している。
このショート側の流動性の大部分は2.60ドルから3.50ドルの間に集中しており、このレンジに向けて価格がわずかに反発しただけでも、ショート清算の連鎖、いわゆる「ショートスクイーズ」が引き起こされる可能性がある。
一方、2.16ドル以下にはロング側の流動性がほとんど存在せず、10月の調整時にロングの投げ売りがすでに発生したことを示している。
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現在のセットアップは、XRPの下落リスクが短期的には限定的である一方、価格がショートポジションの多いゾーンに上昇すれば上方へのボラティリティが強まる可能性を示唆している。
