CMT Digitalは、4回目の暗号資産VCファンドのために1億3600万ドルを調達、目標の1億5000万ドルには届かず

シカゴを拠点とする暗号資産ベンチャー企業CMT Digitalは、第4ファンドを支援するために1億3600万ドルを調達したと、Fortuneが水曜日に報じました。

この資金調達は10月初旬に完了し、ファミリーオフィスや高額資産家、その他の機関投資家（新規および既存のLPを含む）から出資を集めたと、投資パートナーのSam Hallene氏が Fortune に語りました。

CMTは2024年6月にはすでに第4ファンドの資金調達を開始していたとされており、1億5000万ドルを目標としていましたが、暗号資産投資サイクルの低迷やマクロ経済の不確実性の影響もあり、目標額には届きませんでした。これまでのファンドでは2550万ドル、1億3000万ドル、1億ドルを調達しています。

暗号資産ベンチャーへの資金調達は、2022年の市場暴落以来最も好調な年となっていますが、パンデミック時の強気相場と比べると、全体の資金調達額は依然として控えめです。The Block Proのデータによると、今年これまでにベンチャー企業が投じた資金はわずか124億5000万ドル強であり、2025年第1四半期には52億3000万ドルが投資されています。

これに対し、2022年第1四半期だけでVCは133億ドルを配分しており、これは暗号資産ベンチャー資金調達史上最大の四半期となっています。

Hallene氏によると、CMTはすでに最新ファンドの約4分の1を投資済みであり、Fortuneによれば、ステーブルコインスタートアップのCoinflowやCodexへの投資も含まれています。同社は以前、今年上場したステーブルコイン発行者Circle（ティッカー：CRCL）や、上場準備中のEthereumスタジオConsensysも支援してきました。

2018年に設立されたCMT Digitalは、クオンツトレーディング企業CMT Groupの分社です。同社はこれまでに150社以上の暗号資産関連企業に投資しています。