Tetherがドイツのロボティクススタートアップへの12億ドルの資金調達ラウンドを主導する可能性:FT
FTによると、TetherはヒューマノイドロボットメーカーのNeura Roboticsへの投資について「協議中」であり、評価額は92.9億ドルから116億ドルになる可能性があるという。ステーブルコイン発行会社であるTetherは、今年の最初の3四半期で100億ドル以上の利益を上げており、ポートフォリオの多様化を図っている。
Tetherは、世界最大のステーブルコイン発行者として新たな投資機会を模索し続けており、ドイツのテックスタートアップNeura Roboticsへの11.6億ドルの資金調達ラウンドを検討していると、Financial Timesが金曜日に報じました。
同社は「Neuraと取引について協議しており、このスタートアップの評価額は92.9億ドルから116億ドルの間になると予想されている」と、FTは匿名の情報筋を引用して報じています。
供給量で最大の米ドル連動型ステーブルコインであるUSDTを発行することは、Tetherにとって非常に利益率が高く、同社は投資ポートフォリオの多様化を目指しています。今年の最初の3四半期で100億ドル以上の利益を上げ、2024年も好調だったTetherは、AI、データセンター、エネルギーインフラ、bitcoinマイニングなどに複数の投資を行っています。
「Neuraは、ヒューマノイドロボットの販売準備を進める中で新たな投資を求めており、当初は産業顧客を対象とし、今後は家庭用ロボットへの展開も計画しています」とFTは述べています。「同社は以前、2030年までに500万台のデバイスを生産し、ロボティクス分野で『iPhoneの瞬間』を創出することを目指していると述べていました。」
1月には、NeuraはBlueCrest、C4 Ventures、Lingotto、Volvo Cars Tech Fundなどの投資家が参加したラウンドで約1億4,000万ドルを調達しました。
このドイツ企業は、Elon MuskのTeslaと競合することになります。Teslaはロボットの大量生産を計画しています。
TetherのCEOであるPaolo Ardoinoは、分散型AI分野に特に関心を持っており、Tether AIと呼ばれるオープンソースのピアツーピア機械学習技術に取り組む社内のスカンクワークスチームに投資しています。
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