Irys(IRYS):初のプログラマブルなレイヤー1データチェーン
Irysは、Onchainデータ保存とネイティブの実行レイヤーを組み合わせた、初のプログラマブルなレイヤー1データチェーンです。Josh Benaron氏によって設立され、CoinFund、Lemniscap、Framework Venturesをはじめとする主要ベンチャーキャピタルから2,000万ドルの出資を受けたIrys(IRYS)は、まもなくBitgetに上場します!
Irys(IRYS)とは
Irysは、Onchainデータストレージとネイティブの実行レイヤーを統合した、初のプログラム可能なレイヤー1データチェーンです。これにより、開発者はプログラム可能なデータの作成、保存、実行が可能となります。

従来のデータチェーンはコスト効率の高い保存に注力してきましたが、Onchainアプリ内でそのデータを処理する仕組みが不足していました。FilecoinやArweaveなどのWeb3ストレージネットワークは速度が遅く、手数料も予測しづらいのが現状です。従来のソリューションは、生データの保存で止まり、スマートコントラクトの実行ができませんでした。
Irysは、データにロジックを埋め込み、スマートコントラクトからネイティブにアクセスできる「検証可能なストレージ」を提供します。
中核のイノベーション:Irysは、受動的な情報でしかなかったデータを、指示の実行・スマートコントラクトとの相互作用・自動化を担う「プログラム可能なOnchain資産」に変えます。
プラットフォームはマルチ台帳システムでデータを保存します。すべてのデータはまず検証のために提出され、その後、長期の検証可能なストレージとして公開されます。EVM互換の実行レイヤー(IrysVM)により、スマートコントラクトは保存データを直接読み書きし、ルールを適用することが可能です。データにはロジックを埋め込み、支払いの自動トリガー、所有権の検証、AIワークフローの自動化を実現します。IrysはProof of Workとステーキングを組み合わせたハイブリッド・コンセンサスを採用し、低コストを維持しながら安全で分散型のストレージを実現しています。
Irys(IRYS)の創業者
Irysは2021年3月にJosh Benaron氏によって設立され、彼がCEOを務めています。
Josh Benaron氏(創業者兼CEO):
サリー大学でコンピュータサイエンスを専攻しました。VantagePointやBAE Systemsでのエンジニアリングおよびコンサルティング業務に従事しました。以前はArweaveの主要ミドルウェア「Bundlr」を開発し、同プラットフォームのトラフィックの大半を支えてきました。
主なチームメンバー
● Jesse Wright氏(リードエンジニア):コアブロックチェーン/フルスタック
● Gus Lobo氏(CMO):ブランディング、マーケティング、エコシステム拡大
● Tiffany L.氏(エコシステム パートナーシップ担当副社長):Avalanche、Apple、0G Labs出身
● Faris Oweis氏(AIディレクター):Eclipse元ビジネス開発責任者
● Connor King氏:DApp開発とクロスチェーン連携
Irysのチームは英国を拠点に、世界中の協力者と共に活動しています。
Irys(IRYS)を支援するVC
Irysは複数の資金調達ラウンドで合計2,000万ドルを調達しました。

資金調達ラウンド:
● 2022年5月(シードラウンド):520万ドルの資金調達を、Framework Ventures、Arweave、Hypersphere Ventures、Permanent Venturesが共同主導
● 2024年6月(ストラテジックラウンド):350万ドルの資金調達を、Lemniscapが主導
● 2025年8月(シリーズAラウンド):1,000万ドルの資金調達を、CoinFundが主導
● 調達総額:2,000万ドル
主な投資家:
● CoinFund(シリーズAリード)
● Lemniscap(ストラテジックラウンドリード)
● Framework Ventures
● Hypersphere Ventures
● Primitive Ventures
● Tykhe Ventures
● Varrock Ventures
● Breed VC
主要パートナーシップ
ArweaveとBundlr:Bundlrの技術的進化により、ArweaveのOnchainストレージアクティビティが強化。
Berachain:クロスチェーンのデータオペレーションとDeFiユースケース。
Linea:データのプログラマビリティとクロスEVM DApp互換の統合。
Injective Labs:スケーラブルなDeFiデータとOnchain金融ワークフロー。
Livepeer:分散型動画とAIコンテンツ検証。
Lit Protocol:分散型アクセス制御のためのプログム可能なストレージレイヤー。
OUTFRONT Media:AIや物流向けの検証可能な実世界データ。
80以上のパートナー:AI、広告、物流、エンタープライズ分野の戦略パートナー。
マルチチェーン対応:Ethereum、Solana、Avalanche、Aptos、Algorand、Base、Linea。
Irys(IRYS)の仕組み
Irysはデータをブロックチェーンに保存し、スマートアクションを自動実行するようにプログラムします。
ブロックチェーン基盤
Irysは、プログラム可能なデータストレージとEVM互換の実行環境を組み合わせた独自のレイヤー1ブロックチェーンとして機能します。Ethereum、Solana、Avalanche、Aptos、Algorand、Berachainでのクロスチェーン決済をサポートする独立したネットワークです。
レイヤー1プログラマブルデータチェーン:ストレージと実行環境(IrysVM)を統合したレイヤー1ブロックチェーン。
マルチ台帳システム:データはまず検証のため「提出元台帳」に保持され、その後「公開元台帳」に転送され長期保存されます。
ハイブリッド・コンセンサスモデル:Proof of Work(PoW)とステークキングを組み合わせ得て使用します。Ingress証明やMerkle包含証明などの暗号学的証明によって裏付けられています。
EVM互換の実行環境:ネイティブのIrysVMにより、スマートコントラクトが保存データと直接やり取りが可能です。Ethereumツール群に対応しています。
技術アーキテクチャ
プログラム可能なデータ:開発者はデータに直接ロジックを付与します。ファイルは支払いを送信したり、コントラクトをトリガーしたり、自身の使用を自動的にライセンスしたりすることができ、これら全てがonchainで行われます。
スマートコントラクトとIrysVM:Ethereum Virtual Machineに互換の実行環境(IrysVM)により、既存のブロックチェーン開発者が保存データと連携できます。
リアルタイム検証:全データは恒久的に保存される前に確認され、暗号的に証明されます。
高スループット:毎秒10万件以上のデータ処理が可能で、ほぼ即時のデータ取得、安定した低価格で実質無制限のデータ容量を提供しています。
利用フロー
1.データのアップロード:人気トークンを使用して前払い手数料を支払います。保存期間と、特別なロジックを付けるかどうかを選択します。
2.データを利用:アプリは保存済みデータを即時に取得し、そのOnchainロジックとインタラクトします。
3. Irysで構築:開発者はSDK(Rust、JS、Python)を利用し、データやAIワークフローを参照・更新・自動化するスマートコントラクトを記述できます
プラットフォームへのアクセス:irys.xyz ドキュメント:docs.irys.xyz
Irys Token(IRYS)とトークノミクス
IRYSトークンは、Irysプログラマブルデータチェーンのネイティブなユーティリティ兼決済トークンです。
トークン概要
● ティッカー:$IRYS
● ブロックチェーン:Irysレイヤー1ブロックチェーンのネイティブ資産、EVM互換
● 総供給量:10,000,000,000(100億トークン、ハードキャップ)
● ローンチ時の循環供給量:約20%(20億トークン)

トークン配分
● チームアドバイザー:18.8%(1年ロック、その後線形ベスティング)
● 投資家:25.3%(1年ロックアップ+延長ベスティング)
● コミュニティ(エコシステム、エアドロップ、インセンティブ):38%
● インフレ:年率2%をバリデーター/マイナーの報酬に充当、4年ごとに半減
● バーンメカニズム:実行手数料の50%と期間型ストレージ手数料の95%をバーンし、デフレ的に機能
トークンのユーティリティ
● 取引手数料:IrysVM上のすべてのデータアップロード(一時的または恒久的)、スマートコントラクト呼び出し、プログラム実行にIRYSで支払い
● プログラム可能なデータアクション:ライセンス付与、ロイヤリティ、Onchain自動化、協調型AIワークフロー、所有権の強制などのIRYS駆動ロジックをデータへ埋め込み
● ストレージ支払い:フレキシブルな期間型または永久のOnchainデータ保存にIRYSで支払い。費用はUSDにペッグされ予測しやすい価格
● ステーク/マイニング報酬:バリデーターとマイナーはコンセンサスとネットワークセキュリティのためにIRYSをステークし、インフレ報酬を受け取り、不正行為はスラッシュのリスクあり
● エコシステム向けインセンティブ:プロトコルのエアドロップ、開発者助成金、ネットワークアクティビティを通じてIRYSを獲得
Irysのメリット
プログラム可能なデータアーキテクチャ:Filecoin、Arweave、BNB Chainとは異なり、Irysはデータをプログラム可能にします。ロジックやスマートコントラクトのルール、AIの指示をデータに直接埋め込み、リアルタイムの対話・ライセンス・自動化をOnchainで実現しています。
マルチ台帳システム:データはまず検証のため「Submit台帳」に入り、その後ロングターム保存のため「Publish台帳」へ。期間型台帳で保存期間のカスタマイズが可能です。
IrysVM - EVM互換の実行レイヤー:IrysVMにより、スマートコントラクトがプログラム可能なデータへ直接アクセス・読み取り・ロジックの強制を一体型システムで行えます。
ハイブリッド・コンセンサス(PoW+ステーク):PoWとステークの組み合わせでスパムを抑止し、安全で分散化された長期データ保存を推進しています。
スケーラブルな保存と即時取得:水平スケール可能な保存、迅速な取得、予測可能で安定した価格です。
検証可能なAIデータ来歴:あらゆるデータの出所と履歴を追跡・監査・証明し、不正防止、オリジナリティ証明(ディープフェイク対策)、IPとライセンス管理を実現しています。
柔軟な保存:永久保存とフレキシブルな期間型保存を単一プロトコルでサポートしています。
リーダーシップ:創業者はJosh Benaron氏(VantagePointとBAE Systemsでのエンジニアリング経験、Bundlrを構築)です。
支援:2,000万ドル(CoinFund(1,000万ドル、シリーズA主導)、Lemniscap(350万ドル戦略ラウンド主導)、Framework Ventures、Hypersphere Ventures、Primitive Ventures、Tykhe Ventures、Varrock Ventures、Breed VC、Echo Group、Amber Group、WAGMI Ventures、Permanent Ventures、Arweave、OpenSea Ventures)。
パートナーシップ:Arweave and Bundlr、Berachain、Linea、Injective Labs、Livepeer、Lit Protocol、OUTFRONT Media、80以上の戦略パートナー。マルチチェーン対応:Ethereum、Solana、Avalanche、Aptos、Algorand、Base、Linea。
開発者ツール:Rust/JavaScript/TypeScript/Python向けSDK、Irys CLI、docs.irys.xyzの詳細ドキュメント、GitHubのOSSリポジトリ、可変性サポート、Onchainフォルダー、NFT対応。
Irys(IRYS)がBitgetに上場
Irys(IRYS)がイノベーションおよびパブリックチェーンゾーンに上場することをお知らせします。
取引開始:2025年11月25日22:00(UTC+9)
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免責事項:本記事に記載された意見は情報提供のみを目的としています。本記事は、記載の製品・サービスの推奨や、投資、金融、または取引助言を構成するものではありません。金融上の意思決定の前には、有資格の専門家にご相談ください。
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