BOLTSがCanton Networkで量子耐性パイロットを開始、6兆ドル相当の実世界資産の将来性を確保

2025年12月10日 – Glencoe, Illinois

本日、BOLTS Technologies（BOLTS）– 暗号アジャイルおよびサイファーニュートラルなセキュリティインフラを先駆けるサイバーセキュリティ企業– は、機関金融向けに設計されたパブリックかつパーミッションレスなブロックチェーンであるCanton Networkに量子耐性をもたらす可能性を探るパイロットプログラムの開始を発表しました。

このパイロットでは、BOLTSの量子耐性ソフトウェア製品であるQFlexが、Canton Networkに量子耐性のあるトランザクション保証をもたらす可能性を探ります。

QFlexは、Q-Dayに備えてブロックチェーンネットワークを強化する際の多面的な複雑性に対応します。

Q-Dayとは、CRQC（暗号的に関連する量子コンピュータ）が登場し、Shorのアルゴリズムを用いて現在のインターネットセキュリティの基盤を脅かす日のことを指します。

EUによるPQS 2030の導入を受けて、PQS（ポスト量子暗号）への柔軟な対応は、毎月4兆ドル以上のレポ取引を処理する機関エコシステム参加者を多数抱えるCanton Networkにとって、今後ますます重要な焦点となります。

Digital Assetのチーフプロダクトオフィサー、Bernhard Elsner氏は次のように述べています。

「QFlexが、コード変更なしで幅広い最先端暗号アルゴリズムの柔軟かつユーザー制御による利用をサブネットワークで可能にするという約束を探求できることに興奮しています。」

「これはCanton Networkの暗号アジリティをさらに強化し、DLT 2030などのルールを採用するステークホルダーをシームレスにサポートする体制を整えることにつながります。」

BOLTSのCEO、Yoon Auh氏は次のように述べています。

「当社の実証済みの専門知識と技術がCanton Networkとのこのパイロットテストに採用されたことを誇りに思います。」

「この協業は、分散型台帳プラットフォーム上で運用する機関向けに、耐久性があり将来に備えたセキュリティインフラソリューションを提供するという当社の使命における重要な一歩です。」

「QFlexは、Q-Dayへの懸念が今日効率的に克服でき、量子対応への明確な道筋があることを業界に保証します。」

「機関のデジタル資産に数兆ドルがかかっている今、業界はもはやこれを先延ばしにできません。」

「Canton Networkがオンチェーンの[RWA]（実世界資産）で6兆ドル以上をサポートしていることから、このパイロットは業界に大きな影響を与えるでしょう。」

SDFT（Structured Data Folding with Transmutations）プロトコル上に構築されたQFlexは、トランザクションレベルで暗号アジリティを実現します。

そのため、既存の静的またはハイブリッドアルゴリズムソリューションとは異なり、各資産所有者が次のトランザクションで新たな脅威にリアルタイムで対応することを可能にします。

BOLTS Technologiesについて

BOLTS Technologiesは、Web 3.0システム向けに高度で検証済みの量子耐性ソリューションを提供しています。

同社の主力技術であるQFlexは、オーナー／ウォレットが制御するブロックチェーントランザクションの暗号アジャイルな保護を可能にします。QFlexは、将来の暗号移行からブロックチェーンを守ります。

QFlexは、姉妹会社であるNUTS Technologiesが元々開発した、スケーラブルなプライバシーソリューションを提供するセキュアデータ中心技術にルーツを持っています。

QFlex（SDFT）は、先進的な暗号技術により、The National Institute of Standards and Technology、The United States Air Force、The United States Navyから数多くの助成金を受賞しています。

SDFT/NUTSの先進的な応用暗号技術は、30件以上の国際特許によって裏付けられています。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

お問い合わせ

BOLTSのEspoir PR and Communications担当、Candice Teo