シンガポールのプロのエンジェル投資家がフィッシング詐欺に遭い、10万元相当の暗号資産を失う

ChainCatcherのニュースによると、The Straits Timesの報道で、シンガポールのプロフェッショナルエンジェル投資家Mark Koh氏がテスト用オンラインゲームを試している際にフィッシング詐欺に遭い、少なくとも10万シンガポールドル相当の暗号資産を失ったことが明らかになりました。

Mark Koh氏はブロックチェーンプラットフォームPolygonの初期投資家であり、2017年からWeb3分野に注目してきました。12月5日、彼はTelegramグループでゲームプロジェクト「MetaToy」のテスト投稿を目にし、「Metaチーム共同創設者」と名乗るユーザーShanniから連絡を受け、ゲームランチャーのダウンロードを求められました。

ダウンロード後、悪意のあるソフトウェアによって彼の暗号ウォレットデータが盗まれました。Mark Koh氏はシステム全体のスキャンと再インストールを行いましたが、24時間後には複数のブラウザ拡張機能に接続された電子ウォレットがすべて空になっていました。彼は、詐欺師が実際のゲームプロジェクト名を利用し、偽のウェブサイトにマルウェアを仕込んだと疑っています。

なお、Mark Koh氏は暗号資産被害者を支援する団体「RektSurvivor」の共同創設者でもありますが、今回は自らが被害者となりました。彼は12日に警察に通報し、一般の人々に対して不明な出所からソフトウェアをダウンロードしないこと、シードフレーズや二要素認証情報を共有しないよう注意を呼びかけています。