ビットコイン、10万ドル目標に堅調に推移｜仮想通貨相場分析

ビットコイン（BTC）は5日、日次ベースで5日連続の価格上昇を 記録した 。昨年12月18日来の10万ドル回帰へ向け堅調に推移している。

年末年始のビットコインの価格上昇の背景には、今月下旬に就任式を控える、次期米大統領ドナルド・トランプ氏の選挙公約の影響があるようだ。同氏は選挙公約にて親仮想通貨の政策と、戦略的なビットコイン準備金を掲げてきた。米国歴史上で最も 仮想通貨 に好意的な政権が誕生するとの期待が、新年の価格上昇を大いに後押ししたと推測される。

現在は1BTC=9.85万ドルで推移し、過去24時間で0.2%上昇している。

【1月6日最新】ビットコイン（BTC）の価格分析

ビットコイン（BTC）は、2024年12月に過去最高値10.8万ドル台を記録。一時的な調整相を経て年明けとともに価格が回復し始め、1BTC=9.85万ドルで推移している。

出典： TradingView BTC/USD 日足 (2024年10月～現在まで)

日足チャートでは、2024年10月に移動平均線のゴールデンクロスが発生。これにより、 ビットコインの将来価格 の中長期的な上昇が示唆されることとなった。しかし、2024年12月19日のFOMCの発表を受けたことで、仮想通貨市場全体で売りが発生。ビットコインの価格は20日移動平均線を下抜けし、短期的な売り相場へ突入した。

その後は2024年12月のクリスマスラリーの影響で10万ドルを意識した上昇が見られたものの、20日移動平均線がレジスタンスとなりび下落に転じた。年明けからは5日連続で陽線が続き、1月3日にはレジスタンスとして価格の上昇を阻んでいた20日移動平均線をブレイク。これにより短期的な下降トレンドの終わりが示唆され、10万ドル台回帰へ向けた堅調な推移が続いている。

続いて、4時間足チャートでビットコインの細かな価格動向を確認する。

出典： TradingView BTC/USD 4時間足 (2024年12月～現在まで)

4時間足チャートでは、12月下旬のFOMC後の価格下落により移動平均線のデッドクロスが発生。これにより短期的な下降基調へと転じた。12月下旬は9.2万ドル付近で3回反発し底堅さを見せていたが、上値も重く、9.2万ドル～9.9万ドルの範囲内を往来するレンジ相場を形成していた。

年明けとともに価格の回復が見られ、価格は再び100日移動平均線を上方向にブレイクし、移動平均線のゴールデンクロスが発生。これに短期下降トレンドは終了したと推測される。

今後の上昇のために意識されるポイントは、12月26日に記録した戻り高値9.99万ドル。4時間足実体でこの価格をブレイクすることで、ロング目線に切り替わり本格的な上昇が始まると見込まれる。

本日のビットコインの予想推移価格は9.59万ドル～9.99万ドル。年明けからの上昇の勢いを背景に、再び10万ドル台へトライする展開が予想される。

1月6日 ビットコイン（BTC）相場のキーポイント

• 4時間足チャートでゴールデンクロスが発生したため、短期的な下降トレンド終了か
• 上昇の勢いを借りて、再び10万ドルを目標とした上昇が発生する可能性あり
• 1月6日の予想推移価格は9.59万ドル～9.99万ドル

【1月6日最新】イーサリアム（ETH）の価格分析

イーサリアム（ETH）の価格は、2024～2025年の年末年始にかけて、10日ほど大きな動きが見られない。現在は1ETH=3,399ドルで推移している。

出典： TradingView ETH/USD 日足 (2024年10月～現在まで)

日足チャートでは、2024年11月に20日移動平均線が100日移動平均線を上抜け。これにより長期的な上昇トレンドを示唆するゴールデンクロスが発生した。

ただし、2024年12月のFOMCの発表を受け、相場がネガティブに反応したことでイーサリアムの価格は急落。20日移動平均線を大きく下回り、短期的な売りトレンドを形成することとなった。しかしながら、フィボナッチラインである3,110ドル、3,300ドル付近がサポートラインとして機能し、底堅い動きを見せた。

続いて、4時間足チャートでイーサリアムの細かな価格動向を確認する。

出典： TradingView ETH/USD 4時間足 (2024年10月～現在まで)

4時間足チャートでは、クリスマスシーズンに急落が発生し、移動平均線がデッドクロス。これにより短期的な下降トレンドに転調した。2024年12月下旬の10日間は、短期的な下降トレンドの中価格が低迷し、3,200ドル～3,500ドル付近を推移。3,300ドル付近はサポートが固く、次なる上昇へ向けた足場固めのような動きを見せていた。

年明けから価格が徐々に回復に転じ、2日には100日移動平均線をブレイク。さらに移動平均線のゴールデンクロスも発生し、短期下降トレンドの終了を示唆している。

1月3日には抵抗として意識されていた3,550ドルをブレイクし、ほぼ同時に移動平均線のゴールデンクロスも発生。

これにより、上昇方向への目立った抵抗は無くなり、長期的な上昇トレンドとも方向性がそろい始めたため、ATHに向けた上昇が始まっていくと予想される。

本日の予想推移価格は3,570ドル～3,900ドル。上昇の勢いに乗って3,715ドルを抜けると、取引高が薄く価格が進展しやすいゾーンに突入するため、3,900ドル付近まで価格が伸びると推測される

1月6日 イーサリアム（ETH）相場のキーポイント

• 4時間足でゴールデンクロスが発生したことにより短期的な下降トレンドが終了か
• 長期的なトレンドと短期的なトレンドがそろい始めたため、本格的な価格上昇が予想される
• 1月6日の予想推移価格は3,570ドル～3,900ドル

【1月6日最新】リップル（XRP）の価格分析

リップル（XRP）は2024年11月から、買いマーケットの追い風を受けて上昇トレンドに転換。2024年12月には三角持ち合いと呼ばれるチャートパターンを形成し始め、本格上昇に向けた準備を整えている。本稿執筆時点で1XRP=2.42ドルにて推移している。

出典： TradingView XRP/USD 日足 (2024年10月～現在まで)

日足チャートでは、ビットコインに牽引された相場の地合い等の影響で、2024年11月から価格が急騰。これにより移動平均線のゴールデンクロスが発生し、リップルの価格の長期的な上昇が意識され始めた。

2024年12月下旬には、FOMCの結果を受けて価格が下落し20日移動平均線を下方向にブレイク。これにより短期的な下降トレンドを形成していた。

ただし三角持ち合いのサポートラインが強く、2ドル付近で底堅く推移。年明けからは価格が上昇に転じ、20日移動平均線を上にブレイク。12月下旬の下げ幅を解消するような上昇を見せている。

続いて、4時間足チャートでリップルの細かな価格動向を確認する。

出典： TradingView XRP/USD 4時間足 (2024年12月～現在まで)

4時間足チャートでは、12月下旬に移動平均線がデッドクロスし、短期的な下降トレンドが発生。その後しばらく価格は低迷を続けていたが、2025年のスタート共に力強く上昇し、2日に100日移動平均線をブレイク。3日には移動平均線のゴールデンクロスも発生し、短期下降トレンドが終了したと推測される。

ただし直近では、三角持ち合いのレジスタンスラインである2.50ドルで反発し、値を下げてきている。三角持ち合いのブレイクはまだ時期尚早で、今後は三角持ち合いのサポートラインである2.05~2.10ドル付近まで下落する可能性があるため、ロングを考えているトレーダーは注意が必要だ。

1月6日のリップルの予想価格推移ゾーンは、2.24ドル～三角持ち合い上辺2.47ドルだと推測される。

1月6日 リップル（XRP）相場のキーポイント

• 4時間足チャートでのゴールデンクロスが発生したことにより、短期下降トレンドが終了したと推測される
• 三角持ち合い上限で反発したため、今後はふたたび三角持ち合い下限に向かった下落が予想される
• 1月6日の予想推移価格は2.24ドル～2.47ドル

【1月6日最新】ドージコイン（DOGE）の価格分析

ドージコイン（DOGE）は、2024年の ミームコイン バブルの影響で2024年11月から本格的に価格上昇。現在は1DOGE=0.38ドル付近を推移している。

出典： TradingView DOGE/USD 日足 (2024年10月～現在まで)

日足チャートでは、2024年10月中旬移動平均線のゴールデンクロスが発生。これにより、長期的な目線ではロング優勢との見方が強まった。しかし12月上旬に記録した0.48ドルをピークとして、ドージコインの価格は徐々に下落。20日移動平均線を下抜けしたことで、短期的な下降トレンドも発生した。

2024年12月下旬には、FOMCの影響もあってか大きく売られたものの、フィボナッチラインで長いひげを付けた強い反発を見せた。年明けからは回復傾向が見られ、20日移動平均線をブレイクし、いったん調整はひと段落したとの見方が強まっている。

続いて、4時間足チャートでドージコインの細かな価格動向を確認する。

出典： TradingView DOGE/USD 4時間足 (2024年12月～現在まで)

4時間足チャートでは、2024年12月上旬の移動平均線のデッドクロスし、短期的な売り相場に移行。その後FOMC等の影響もあり大きく値を下げる場面もあったが、年明け以降は価格が徐々に回復。2日には100日移動平均線をブレイクし、3日には移動平均線のゴールデンクロスが発生し、上昇トレンドの予兆が見られる。

現在価格は取引高が厚く方向感を見失いやすい0.38～0.42ドルの範囲を推移している。2024年12月12日に記録した戻り高値0.425ドルをローソク足実体で上方向にブレイクすることで、上昇の勢いが増すと推測される。

1月6日の予想推移価格は、0.33ドル～0.42ドル。上昇相場の勢いを借りて、0.40ドルへ回帰するような上昇が見られるかもしれない。

1月6日 ドージコイン（DOGDOGE）相場のキーポイント

• 4時間足チャートで上昇を示唆するゴールデンクロスが発生。短期的に発生していた下降トレンドは終了か。
• 現在は価格が拮抗しやすいゾーンを推移中。
• 0.42ドルブレイクで上方向への勢いがつくと推測される。
• 1月6日の予想推移価格は0.33ドル～0.42ドル

免責事項：本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。