Sei Labsは、Xiaomiとの提携を発表。中国と米国を除く新型スマホに仮想通貨ウォレットを標準搭載し、ステーブルコイン決済も導入。

セイ(SEI)ブロックチェーンの開発チームであるSei Labsは10日、スマートフォン大手Xiaomiとの戦略的提携を明らかにした。

この提携により、中国本土と米国を除く新しいXiaomi製スマートフォンに、次世代の暗号資産(仮想通貨)ウォレットと探索アプリがプリインストールされることになる。

Xiaomiは世界第3位のスマートフォンメーカーであり、2024年だけで1億6800万台を出荷している。

今回の統合は、Xiaomiが大きな市場シェアを持つ欧州、中南米、東南アジア、アフリカなどの地域を主なターゲットとしている。

ステーブルコイン決済の導入

両社は、Xiaomiのグローバルな小売ネットワーク全体でステーブルコイン決済を導入する計画も明らかにした。

2026年第2四半期を目処に、まずは香港と欧州連合(EU)で開始される予定だ。

これにより、顧客はスマートフォンから電気自動車に至るまで、Xiaomi製品をUSDCなどのセイ上のステーブルコインで購入できるようになる。

この取り組みは、世界に2万店以上あるXiaomiの小売店へと拡大される見通しだ。

Sei Labsのジェフ・フェン共同創業者は、この提携を「ブロックチェーン採用の転換点」と位置付けている。同氏は、数十億人のユーザーが日常生活でデジタル資産に触れる方法を再構築するものだと述べた。

A new era of mobile finance is coming to Xiaomi's global user base.

A next-gen finance app powered by Sei and designed for stablecoin payments, will be integrated into the Xiaomi mobile ecosystem, coming pre-installed on new devices.

Money made instant — built into your phone. pic.twitter.com/75ly01AHB3

— Sei (@SeiNetwork) December 10, 2025

ユーザー体験と開発者支援

新たに搭載されるアプリは、GoogleやXiaomiのアカウント情報を使用してログインできる仕組みだ。

MPC(マルチパーティ計算)技術による高いセキュリティを備え、dAppsへのアクセスも提供する。

ユーザーは自らアプリを探す必要がなく、日常的に使用するデバイスにWeb3機能が直接組み込まれることになる。

この際、仮想通貨ウォレット機能もシームレスに利用可能となる。

これにより、年間数千万人の新規ユーザーがSeiプラットフォームに参加すると予測されている。

また、セイは消費者向けデバイスでのブロックチェーン採用を加速するため、500万ドル(約7億8500万円)の資金を拠出すると発表した。

Global Mobile Innovation Programを通じて、関連アプリを構築する開発者やスタートアップを支援していく方針だ。