イーサリアムの1日あたり取引数が12月31日に187万件に達し、過去最高を記録した。レイヤー2の普及や機関投資家の流入が背景にある。
イーサリアム(ETH)ネットワークは12月31日までの1週間で、7日間移動平均取引数が187万件に達した。
この数値は、2021年5月のNFTブーム時に記録された161万件や、2025年8月の173万件を上回るものだ。
ネットワークの利用状況を示す重要な指標であるアクティブアドレス数も、同日に72万8904件を記録している。
さらに、新規に作成されたアドレス数は27万160件増加し、2018年初頭以来で最大の単日増加幅となった。
レイヤー2の台頭と機関投資家の動き
今回の記録的な取引量の増加は、メインネット単体ではなく、スケーリングソリューション全体の活動によるものだ。
アナリストのレオン・ウェイドマン氏のデータによると、Baseやポリゴン(POL)、アービトラム(ARB)などのネットワークが貢献している。
特にBaseは直近30日間の取引量でリードしており、エコシステム全体の成長を支えている状況だ。
これらのレイヤー2ソリューションは、イーサリアムのセキュリティを維持しながら、より多くの取引処理を可能にしている。
かつてメインネットの活動を制限していたスケーラビリティの問題が、技術的な進歩により解消されつつある。
市場分析によると、機関投資家によるイーサリアムベースのアプリケーション採用が進んでいることも要因の一つだ。
また、スケーリングソリューションにおけるユーザー体験の向上が、2025年を通じた持続的な成長を後押しした。
大口投資家の動向を示す蓄積アドレスへの流入も、2025年12月に過去最高となる362万ETHを記録している。これは前月の記録を上回るものだ。
イーサリアム価格も回復
イーサリアム価格は現在、3,000ドルを超える水準で推移している。
テクニカル分析では、価格が下降チャネルを抜け出し、さらなる上昇の可能性を示しているとの見方もある。
アクティブアドレス数が4年ぶりの高水準に達したことは、単なる取引だけでなく、実質的なユーザー関与の深まりを意味する。
2026年を迎え、イーサリアムのエコシステムには多くの新規ユーザーが参入し続けているようだ。
