戦略的な財務運営の強化を目指し、Solanaに特化したトレジャリー企業であるDeFi Development Corpは、保有する暗号資産を遊休状態で置いておくのではなく、オンチェーン利回り戦略を通じて増やすことを決定しました。同社はSolanaの準備金の一部を収益を生み出すプロトコルに活用し、運営予算の支援およびSOLコインの蓄積加速を目指しています。この取り組みは、上場企業が暗号資産保有を単なるバランスシート上の項目から、積極的な金融手段へと変革している新たな例となります。
Solanaが行動開始:暗号企業、受動的保有を超える動き
Solana準備金がブロックチェーン上で積極的運用を開始
DeFi Development Corpは、Solanaエコシステム内で運用されているネイティブプロトコルであるHyloとの提携を発表しました。この合意により、同社のSolana資産の一部がオンチェーン利回り戦略に活用されます。経営陣は準備金の活用管理を強調し、資産を遊休させるのではなく、日々の事業運営の資金調達にも貢献するモデルと位置付けています。
この決定は、Hyloがわずか4カ月で1億ドル以上のTVL(Total Value Locked)を獲得し、Solanaネットワーク上で年間600万ドル超の手数料収入を生み出すという急成長を受けてのものです。同社経営陣は、このパフォーマンスをSolanaエコシステム内の持続可能な利回りの可能性を示す具体的な指標と見なしています。
DeFi Development CorpのCEOであるJoseph Onorati氏は、Solanaのネイティブな利回り機会を通じてSOLおよび関連資産を増やすことが、自社の戦略に直接的に合致していると強調しました。オンチェーン活動から得られる収益は、Solana準備金の拡大だけでなく、株式の買戻しを含む企業の義務のサポートにも活用される予定です。
トレジャリー企業が受動的な暗号資産戦略から脱却
Solana中心のこの取り組みは、暗号資産トレジャリーを管理する企業の間で、より積極的なアプローチを採用するというトレンドの一部として際立っています。Ethereumを中心とするBitMineは、昨年末にETH資産のステーキングを開始し、オンチェーン運用を通じて約78万ETHを25億ドル超に評価するに至りました。このモデルは、長期保有資産から追加のリターンを生み出せる可能性を示しました。
同様に、Sharps Technologyは昨年9月、Solana準備金の一部をリキッドステーキングソリューションに活用しました。一方、Coinbaseはプラットフォーム上で保有するETHおよびSOL残高をステーキングし、定期的な収益を生み出しています。これらの実践は、暗号資産が静的なバランスシート項目から、キャッシュフローを生み出す手段へと進化していることを示しています。
一方、Bitcoinに関しては異なる戦略が見られます。Mara HoldingsやRiot Platformsなどの企業は、BTC準備金を担保に借入を行い、BTC資産に手を付けることなく流動性を確保しています。このアプローチは、トレジャリーマネジメントにおける戦略の多様化を強調しています。
DeFi Development Corpは、オンチェーン利回りの取り組みをグローバル成長計画の一環として位置付けています。昨年10月、同社は日本で新たなSolanaトレジャリー「DFDV JP」を立ち上げ、以前に韓国のDFDV KRでアジア市場に進出したのに続く動きとなりました。経営陣は、これらの拡大を「Treasury Acceleration Program」に分類しています。
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