米ドル/カナダドルは、雇用統計後の米ドルの強含みにより上昇し、カナダドルは原油価格の下落圧力を受けて下落しています
米ドル高とカナダドル逆風でUSD/CAD上昇
USD/CAD通貨ペアは金曜日に1.3900付近で推移し、日中で0.25%の上昇となりました。この上昇は、米ドル(USD)を押し上げる経済要因とカナダドル(CAD)に圧力をかける要素が混在していることによるものです。
米ドルは、米国から発表された多様な雇用統計を受けて勢いを増しています。12月の非農業部門雇用者数(NFP)は予想を下回ったものの、失業率は低下し、賃金の伸びも加速しました。これらの結果から、労働市場は徐々に勢いを失いつつも、全体としては堅調であることが示唆されます。そのため、連邦準備制度理事会(Fed)は慎重な姿勢を継続し、1月の会合では現在の金利を維持する可能性が高いとの見方が強まっています。しかし、先物市場では年内に段階的な利下げが行われる可能性も依然として織り込まれています。
一方で、カナダドルは引き続き原油価格の軟調により圧力を受けています。原油はカナダ経済にとって重要な要素です。ベネズエラから米国への原油出荷増加の可能性が高まっており、特に重質原油を巡るカナダ原油の競争激化への懸念が強まっています。この状況はカナダのエネルギー収益にマイナスの影響を及ぼし、USDに対してCADの魅力を低下させる要因となっています。
国内では、カナダの労働市場は回復のばらつきが見られます。RBCによると、雇用増加は控えめで失業率は上昇しており、経済状況の改善は緩慢かつ一貫性に欠けていることが示されています。この見通しはカナダ銀行(BoC)の慎重な金利政策とも一致しており、カナダドルを即座に支える材料にはなっていません。
全体としては、米国とカナダの経済動向の違いや厳しい原油市場の状況が、短期的にUSD/CADのポジティブな見通しを支え続けています。投資家は両国から発表される経済指標や中央銀行の政策動向に引き続き注目しています。
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