SharpLinkは7日、イーサリアムのステーキング報酬として先週438 ETHを獲得したと発表した。累積報酬は1万ETHを超え、独自の運用戦略が成果を上げている。

SharpLink(シャープリンク)は7日、イーサリアムのステーキング報酬として先週438 ETHを獲得したと発表した。

独自のステーキング戦略で収益拡大

SharpLink(シャープリンク)の公式発表によると、同社は先週1週間で438 ETHのステーキング報酬を得た。現在の価格で換算すると、この報酬額は約140万ドル(約2億2000万円)に相当する。これにより、同社の累積ステーキング報酬は1万657 ETHに達した。

同社は、保有資産の100%をイーサリアム(ETH)で維持し、そのすべてをステーキング運用するという徹底した戦略を採用している。

SharpLink generated 438 ETH in staking rewards last week, bringing our total cumulative staking rewards to 10,657 ETH.

At current prices, that amounts to ~$1.4M of value generated for shareholders last week.

Our thesis remains unchanged: 100% ETH and 100% staked. pic.twitter.com/a6cBNIZQI0

— SharpLink (SBET) (@SharpLink) January 6, 2026

この方針は、暗号資産(仮想通貨)市場における企業トレジャリー管理の新たなモデルとして注目を集めている。多くの企業がリスク分散のためにポートフォリオを多様化させる中で、同社の集中投資戦略は際立った特徴となっている。

SharpLinkが公開しているダッシュボードによると、ステーキング指標は継続的に報告されている。ただし、表示される指標は完全に最新ではない可能性があるとの注釈も添えられている。

それでも、週単位で数億円規模の収益を生み出している事実は、同社の戦略が機能していることを示唆している。同社はイーサリアムの長期的な成長とネットワーク報酬に全幅の信頼を置いているようだ。

複数の利回り源を組み合わせる

SharpLinkは収益を最大化するため、イーサリアムのレイヤー2ネットワークである「Linea」上で1億7000万ドル(約267億円)相当のETHを運用している。この戦略は、通常のステーキング報酬に加え、複数の収益源を組み合わせたものだ。LineaはzkEVMと呼ばれる技術を採用しており、イーサリアムとの高い互換性を持つ。

具体的には、イーサリアムのネイティブ利回りに加え、EigenLayer(アイゲンレイヤー)を利用したリステーキング報酬、さらにはLineaやEtherFi(イーサファイ)からの直接的なインセンティブを獲得している。

リステーキングは、一度ステーキングしたETHを再利用して追加の報酬を得る仕組みであり、近年注目されている運用手法の一つだ。これらを組み合わせることで、収益構造は多層的になっている。

資産の管理には、機関投資家向けの適格カストディアンであるAnchorage Digital(アンカレッジ・デジタル)を採用し、セキュリティと信頼性を確保している。

同社は公式Xアカウントを通じて、この手法を「機関投資家グレードのインフラを用いた最も生産的なETH保有方法」であり、「SharpLinkのエッジ(優位性)」であると強調している。2026年に予定されているイーサリアムの「Glamsterdamアップグレード」などの技術的な進展も視野に入れつつ、仮想通貨長期保有を前提とした長期的な視点で運用を継続する方針だ。