米国最高裁判所、メキシコ石油会社詐欺を巡るCitigroupの上訴を退ける
ジョナサン・ステンペルによる
1月12日(ロイター)- 米国最高裁判所は月曜日、Citigroupが倒産したメキシコの石油・ガスサービス会社Oceanografiaにおける大規模な詐欺を組織し、10億ドル以上の損失を引き起こしたとして銀行を訴えた訴訟を回避しようとする申し立てを受理しない決定を下した。
最高裁判所は、Oceanografiaの債権者、船舶会社、オランダを拠点とするRabobankなど30以上の原告による10年に及ぶ訴訟を復活させた下級裁判所の2025年5月の決定に対するCitigroupの上訴を退けた。これにより、最高裁判所は下級裁判所の決定を維持した。
Oceanografiaは、2014年にメキシコ政府により差し押さえられる前、国営石油会社Petroleos Mexicanosに掘削サービスを提供していた。同社はその2年後に破産を宣告された。
原告らは、ニューヨークに拠点を置くCitigroupのBanamex部門が、2008年から2014年の間にOceanografiaに33億ドルを前渡ししたと主張しているが、その間、同社が過度の債務を抱え、Pemexの承認書類の署名を偽造していたことを知っていたにもかかわらずの行為だったという。
Citigroupは後に4億3,000万ドルの不正な現金前渡しを発見した。米国証券取引委員会(SEC)は2018年、Banamexの内部統制に関してCitigroupに475万ドルの罰金を科した。
米国第11巡回区控訴裁判所の3人の判事で構成されるパネルは、CitigroupがOceanografiaに関する重要な情報を原告から隠し、前渡し金に対する利息支払いから利益を得ていたという十分な主張があると認定した。
またパネルは、もしこれらの主張が事実であれば、Citigroupのような洗練された銀行がOceanografiaの行為を知らなかったとは「信じがたい」とも述べた。
最高裁判所へのCitigroupの上訴で争点となっていたのは債権者による請求のみだった。
Citigroupは、債権者がRacketeer Influenced and Corrupt Organizations Act(RICO)、すなわち三倍損害賠償を認める連邦反組織犯罪法の下で「通常の」証券詐欺の民事請求を追及することは許可されるべきではなかったと主張した。
また銀行側は、第11巡回区の判決が他の3つの連邦控訴裁判所の判決と矛盾しているとも述べた。
これに対し債権者側は、議会は、SECのような他の誰かが証券詐欺請求を追及した可能性があるからといって、RICO請求を排除する意図はなかったと述べた。
債権者側はまた、誰も詐欺的な陳述を信頼して取引したという主張がなかったため、民間の原告が証券詐欺請求を提起することができない可能性もあると述べた。
(ジョナサン・ステンペル記者、ウィル・ダナム編集)
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