米国の消費者物価、12月は予想通り上昇
By Lucia Mutikani
ワシントン、1月13日(ロイター) - 11月に人工的にインフレ率を低下させていた政府閉鎖に関連する歪みが解消されたことで、12月の米国消費者物価が上昇し、連邦準備制度理事会(Fed)が今月の金利を据え置くとの見通しが確実となった。
労働省労働統計局(Bureau of Labor Statistics)は火曜日、消費者物価指数(CPI)が先月0.3%上昇したと発表した。12月までの12か月間ではCPIは2.7%上昇し、11月の上昇率と一致した。ロイターが調査したエコノミストらはCPIが0.3%上昇すると予想していた。BLSは、9月から11月にかけてCPIが0.2%上昇したと推定している。
43日間の政府閉鎖により10月分の価格収集ができず、BLSは特に家賃に関してデータを補完するためにキャリー・フォワード方式を用いて11月のCPIレポートを作成した。11月分の価格は収集されたものの、これは月の後半、リテーラーがホリデーシーズンの割引を提供していた時期だった。
キャリー・フォワードによる補完方式では、10月の価格が変わらなかったものとして扱われた。ドナルド・トランプ大統領による大規模な輸入関税は物価を押し上げ、家計にとっての手ごろさの課題を生み出している。高インフレはトランプの支持率を損ない、今年はトランプおよび共和党が米国議会の支配維持を争う中で政治的な重要課題となるだろう。
変動の大きい食品とエネルギーを除くと、CPIは12月に0.2%上昇した。いわゆるコアCPIは、11月と同じく前年比2.6%上昇した。BLSはコアCPIが9月から11月にかけて0.2%上昇したと推定している。
Fedは2%のインフレ目標のために個人消費支出価格指数(Personal Consumption Expenditures Price indexes)を追跡している。
消費者インフレの上昇は、先週、雇用成長が鈍かったものの12月の失業率が低下したというニュースに続いた。米国中央銀行は、1月27〜28日の会合でベンチマークとなる翌日物金利を3.50%〜3.75%の範囲に据え置くと予想されている。
Fed議長ジェローム・パウエルとトランプ大統領の間の緊張が高まる中、多くのエコノミストはパウエルの任期が5月に終わるまで利下げは行われないと見ている。トランプ政権はパウエルに対する刑事捜査を開始しており、Fed議長はこれを「金利に影響を与えるための口実」と呼んだ。
(Lucia Mutikaniによる報告;Nick ZieminskiおよびChizu Nomiyamaによる編集)
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