ドイツDZバンクがMiCARライセンス取得、数百万のドイツ銀行顧客に暗号資産取引を解放
DZバンクは2025年12月末にドイツ金融規制当局BaFinから暗号資産市場規制(MiCAR)の認可を受け、約700の協同組合銀行が暗号資産取引サービスを提供できる道が開かれた。
この認可により、ドイツで資産規模第2位の同銀行はmeinKryptoプラットフォームを運営できるようになり、協同組合銀行ネットワークの顧客が利用するVRバンキングアプリに直接統合される。
個々のVolksbankenおよびRaiffeisenbankenは、リテール顧客向けサービスを有効化する前に、BaFinへ独自のMiCAR通知を提出しなければならない。
導入構造と初期提供内容
meinKryptoプラットフォームは当初、自ら判断して取引を行う投資家向けに、従来型のアドバイザリーチャネルではなく、Bitcoin、Ethereum、Litecoin、Cardanoをサポートする。
DZバンクは、ドイツ協同組合金融グループのITサービスプロバイダーであるAtruviaとともにインフラを構築し、カストディ業務はBoerse Stuttgart Digitalが担い、取引執行はEUWAX AGを通じて行われる。
各協同組合銀行は暗号資産サービスを導入するかどうかを個別に判断する権限を保持しており、ネットワーク全体で任意参加型の導入枠組みが形成されている。
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市場の準備状況と規制の背景
ドイツ協同組合銀行協会が2025年9月に実施した調査では、ドイツの670のVolksbankenおよびRaiffeisenbankenのうち71%が暗号資産サービスの提供を検討しており、前年の54%から増加したことが示された。
暗号資産サービスを検討している銀行の3分の1以上が、調査日から5か月以内のサービス開始を計画していると回答した。
MiCARは欧州連合全域で暗号資産サービスに対する統一的な規制基準を確立するものであり、金融機関は暗号資産関連の事業ごとに特定の認可を取得することが求められる。
協同組合銀行ネットワークは、7,200を超える支店を通じて約3,000万人の顧客にサービスを提供しており、今回の暗号資産サービス展開は、欧州で最大級の規制されたリテール向け暗号資産イニシアチブとなる可能性がある。
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