セムラー・サイエンティフィックの株主はストライブによる買収を承認した。合併後の新会社はビットコイン保有量でテスラを抜き、上場企業11位となる見通しだ。
セムラー・サイエンティフィックの株主は13日、Strive(ストライブ)による買収計画を承認した。
今回の買収は株式交換によって行われる。2025年9月に最初の合意がなされ、その後修正を経て今回の承認に至った。合併手続きは1月16日の市場取引開始前に完了する予定だ。
ストライブはこの取引により、セムラーが保有する5048.1BTCを取得する。これにより、両社を合わせた新会社の暗号資産(仮想通貨)保有量は大幅に増加することになる。
ビットコイン保有量でテスラ超えへ
ストライブは同日、自社の財務資産としてさらに123BTCを追加購入した。平均取得価格は9万1561ドル(約1455万8000円)で、手数料を含めた総額は1126万4000ドル(約17億9000万円)に上る。
合併後の新会社は、合計で1万2797.9BTCを保有する見込みだ。公式発表によると、これは上場企業のビットコイン(BTC)保有量として世界第11位の規模となる。
この保有量は、電気自動車大手のテスラやトランプ・メディア&テクノロジー・グループを上回る水準だ。企業としてのビットコイン戦略を強化し、財務基盤を拡大する狙いがある。
株価の反応と今後の経営方針
株主総会では出席株数の92.8%が買収に賛成し、強い支持が得られた。しかし、市場の反応は厳しく、発表を受けてストライブの株価は一時17%以上急落した。将来的に仮想通貨関連株としての注目が集まる可能性もある。
合併完了に合わせて、新会社は株式の1対20の併合を実施する予定だ。これは株価を機関投資家の参加基準に合わせ、より幅広い層からの資金流入を目指すためだと説明されている。
ストライブは今後12ヶ月以内にセムラー事業部門を現金化する方針を示している。また、1億ドル(約159億円)の転換社債などの負債返済に向けた取り組みも進めるとしている。
