米ビットワイズは14日、ナスダック・ストックホルムにビットコインやソラナなど7つの仮想通貨ETPを上場した。北欧市場へ本格参入し、現地通貨建ての取引を提供する。

米資産運用会社のビットワイズ(Bitwise)は14日、スウェーデンのナスダック・ストックホルムに新たな仮想通貨関連商品を上場させた。

北欧市場への本格参入

今回上場したのは、暗号資産(仮想通貨)を裏付けとする7つの上場取引型金融商品(ETP)だ。これにはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)などを対象とした商品が含まれる。

これらのETPはスウェーデンクローナ(SEK)建てで取引されるため、現地の投資家は自国通貨で容易にアクセスできる。また、ステーキング報酬を得られる仕組みの商品も提供されている。

ビットワイズは、すべての商品がそれぞれの仮想通貨によって100%物理的に裏付けられていると説明した。資産は機関投資家向けの管理体制下で保管され、定期的な監査によって透明性が確保される。

規制された環境でのアクセス

ナスダック・ストックホルムへの上場は、北欧の投資家に規制された環境での取引機会を提供するものだ。ナスダック側も、投資家がデジタル資産へ安全かつ効率的にアクセスできる点を評価している。

ビットワイズの欧州責任者であるブラッドリー・デューク氏は、北欧を「欧州で最も洗練された市場の一つ」と評した。透明性と安全性を重視する現地の需要に応える狙いがある。

また、今回の商品はスウェーデンの投資貯蓄口座(ISK)を通じて取引できる可能性がある。これにより、投資家は個々の状況に応じた税制上のメリットを享受できる場合がある。

ビットワイズの拡大戦略

ビットワイズは現在、150億ドル(約2兆3850億円)以上の顧客資産を運用している。同社はすでにロンドン証券取引所やスイス証券取引所にも商品を上場させており、欧州展開を加速させている。

今回の北欧進出にあたり、同社は地域ディレクターを任命した。スウェーデンやノルウェーを含む北欧全域での事業拡大を目指し、現地の金融機関との連携を深める方針だ。

ナスダック・ヨーロッパ・マーケッツの担当者は、ビットワイズの参入を歓迎すると述べた。革新的で透明性の高い金融商品の提供は、市場の活性化につながると期待されている。