11月の求人件数は710万件に減少し、採用の鈍化の中で予想を下回る
米国の雇用市場、11月はほとんど変化なし
水曜日に発表された最新の政府統計によると、米国における求人件数は11月に減少したものの、従業員の離職率は安定していました。これは、採用や解雇の動きが非常に少ない労働市場を示しています。
Bureau of Labor Statistics(労働統計局)のJob Openings and Labor Turnover Survey(JOLTS:求人・労働異動調査)によると、11月末時点での求人件数は715万件でした。この月には失業率が4年ぶりの高水準である4.6%に上昇しています。Bloombergが調査したエコノミストたちは、この期間の求人件数を約760万件と予想していました。
宿泊・飲食サービス、運輸・倉庫などの分野では求人が減少しましたが、建設分野では増加しました。さらに、10月の求人件数も当初の約770万件から745万件へと下方修正されました。
離職者数(自己都合退職、解雇、契約終了などを含む)は110月と前年同月と変わらず、11月も510万人でした。
労働省は、11月の採用率が3.2%に低下した一方で、労働者の自信を示すことが多い自己都合退職率(quits rate)は2%に上昇したと指摘しています。
「最も重要な数字は採用です」とNavy Federal Credit Unionのチーフエコノミスト、Heather Long氏はXで述べました。「11月の採用率3.2%は、リーマンショック以降で最も低い水準の一つです。」
2013年以降、これより低い採用率は2020年4月の3.1%のみです。
Long氏はさらに、「米国は現在、採用不況に直面しており、4月以降、ヘルスケア分野を除けば雇用の伸びはほとんど見られません」とコメントしました。
12月の見通し
12月の公式失業率は金曜日に発表される予定です。
一方、ADPの給与データによると、民間雇用者数は12月に4万1,000人増加し、前月の減少を補う形となりました。同様に、Bank of Americaの内部データでも、同月の給与が緩やかに増加していることが示されています。
水曜日に発表された分析で、Bank of America Instituteは「年末は『採用も解雇も少ない』状況だったが、労働市場の減速の大部分はすでに進行した可能性がある」と述べました。
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