Warhammerのクリエイター、従業員によるAIの利用を禁止
Games Workshop、Warhammerデザインにおける人間の創造性を重視
Warhammerフランチャイズで有名なGames Workshopは、従業員がミニチュアフィギュアの制作に人工知能(AI)を使用することを厳格に禁止する方針を導入しました。この方針は、独創性を促進し創造的なプロセスを守ることを目的としています。
同社によると、AI技術の活用を許可されているのは限られた上級管理職のみであり、一般スタッフはデザイン業務にAIを取り入れることが禁じられています。この方針は慎重な姿勢を反映しており、経営陣は製品における人間の独創性の重要性を強調しています。
最高経営責任者のKevin Rountree氏は、「当社ではAI生成素材やAIツールのデザインワークフローでの使用を許可しておらず、Games Workshop外での無許可のAI利用も、いかなるコンペティションにおいても認めていません」と述べました。
彼はまた、データ保護やセキュリティ、コンプライアンスに関して警戒を怠らない必要性を説明し、AIや機械学習の機能が日常のデバイスに明示的な同意なしに組み込まれているケースが増えていることを指摘しました。
少数の管理職がAIの可能性を調査することは許可されていますが、Rountree氏は社内でこの技術への熱意は限定的であるとコメントしています。同氏はまた、Games Workshopが知的財産の保護とクリエイティブチームの貢献への敬意に引き続き注力していることを強調しました。
この強い姿勢は、Warhammerのミニチュアを特徴づける独自の芸術性を守るという同社のコミットメントを示しています。Games Workshopは、人気の卓上ゲームに使われるフィギュアの製造を続けており、アーティスト、ライター、スカルプターたちの才能に頼っています。
AI生成の画像や動画は、その信憑性や品質の低さが批判されており、こうしたシステムが生み出す奇妙なビジュアルから「AIスロップ」と呼ばれることもあります。
創造力をさらに強化するため、Games Workshopはアート、ライティング、彫刻などの分野で追加の専門家を採用し、Warhammer Studioの拡大を計画しています。
財務実績と拡大
11月までの6カ月間で、Games Workshopの売上高は15%増加し、3億3200万ポンドに達しました。税引前利益も1400万ポンド増の1億4100万ポンドとなりました。
経営陣はこの成長を、Warhammerミニチュアの継続的な新製品リリースと同社の世界的な展開拡大によるものとし、現在575店舗が世界中で営業していると述べました。
この成功にもかかわらず、同社はホリデーシーズンの売上について慎重な見方を示しており、12月の数字は前年と比べてわずかに高いだけだったと指摘しています。また、同期間中のライセンス収入は半減し、1600万ポンドとなりました。
メディア事業とパートナーシップ
Games Workshopは、Amazon傘下のMGM Studiosと提携し、Henry Cavill主演のテレビシリーズを開発しています。また、Prime Videoでアニメアンソロジー「Secret Level」を公開し、Warhammer Age of Sigmarのエピソードも現在制作中です。
同社はまた、Donald Trump政権による関税で600万ポンドの影響を受けたものの、価格調整やコスト削減策によりこれを相殺したと報告しています。
今後の展望:新アトラクションと市場での成功
ワシントンD.C.近郊に新たなWarhammer Worldアトラクションの開設が計画されており、来年のオープンが見込まれています。
Games Workshopはロンドン証券取引所で際立ったパフォーマンスを示しており、ファンタジーゲームの人気と収益性の高いライセンス契約を活かして、2024年にFTSE 100入りを果たしました。
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